「1株ずつ買うことができるネオモバなら大きく儲けることも損することもないはず」と思いついて「ネオモバでコツコツ投資」を始めたのが2022年8月です。
本体であるSBI証券の1株投資の手数料が無料化され、ネオモバの手数料が結構な負担になりましたが、中途半端な存在になってしまったネオモバはSBI証券に強制的に切り替わることになりました。
自分で事前にネオモバからSBI証券に移行させることも可能でしたが、調べてみると結構手間が掛かり、移行作業中は売買が不可能ということもあり、10月以降の不安定な相場の中、わずか1日でも売買不可になるのは不安でした。よって、自動的にSBI証券に切り替わるまでネオモバで売買を続けました。ネオモバの売買可能日は12月27日が最終日でした。約定の2日後が受渡日になるためです。
さて、2023年の大納会である12月29日時点のネオモバのスクリーンショットです。
保有資産合計 7,167,668円
現金残高 1,690,951円
株式 5,476,717円
評価損益合計 291,831円
ネオモバの場合は自動的な入出金がないため元本がどのくらい増えたのか分かりやすいです。
元本600万円ですので…
7,167,668 – 6,000,000 – 291,831 = 875,837
税引き後の「売却益+配当金」は875,837円です。
コツコツ投資のはずのネオモバですが、実は月々の売買額が非常に多いです。
なぜこんなことになってしまったのでしょうか。「実現損益+配当金+含み益」の推移を見ると売買額が増えてしまった理由が分かります。
2022年9月のCPIショック後の下落期間で含み損が20万円になってしまいました。大きな含み損を抱えて過ごすという選択肢はありません。全体的に大きく下落しているということは、王道の配当銘柄を安く買えるチャンスともいえます。そこで「コレクション銘柄」を大量に損切りして配当銘柄を買い漁りました。
しかし、配当銘柄を買っても実現損益の大きなマイナスを消すことができません。そこで「ネオモバでコツコツ投資」は2か月持たずに「ネオモバでコツコツ稼ぐ」に切り替えて、ネオモバらしくないスイング専門になりました。楽天証券の場合、急落局面で「買い!」のタイミングを誤ると大きな損失になりますが、ネオモバで「とりあえず様子見で5000円分買い!」なら20回の買いをしても10万円です。20回も買い続けていれば反転上昇する可能性は高いです。
月ごとの税引き後の売却益と配当金のグラフです。
2022年12月末と1月上旬の日銀ショックで再び大きな含み損になった銘柄をひたすらぶん投げてリスタートでした。12月末時点で全てぶん投げなかった理由は、売却損の状態で年を跨ぎたくなかったためです。配当金を合わせたらギリギリプラスになっている状態で年を越して、年始の二日間で大量にぶん投げています。
「2023年は終わってみれば日本株も大幅上昇だった」というのは結果論ですので、1年間通じて恐々とコツコツ売買を続けてきました。5月以降の日本株が高値圏にある状態こそ2021年と2022年の日本株を知っている人ほど「これは怪しい」と疑っていたはずです。知らない人は気にせずに買って放置して結果的に資産が増えているかもしれません。
高値圏にある状態でどうすればいいのか。あれこれ考えた結果の大失敗が「小型株&グロース株」でした。その後の9月の急騰相場で大量に買った配当銘柄にも苦しめられました。
さて、気軽にコツコツ売買できるネオモバで買った銘柄数は484銘柄になります(ETFを除く)。
損益
プラス 410銘柄
ゼロ 1銘柄
マイナス 73銘柄
全体損益率は2.928%
ここから購入額3万円未満を除く303銘柄で爆益銘柄と爆損銘柄をリストアップします。
まずは金額ベースのTOP10です。
爆損より爆益の方が多いことが分かります。これは下落局面で連損ナンピン買い後の反転上昇に救われることが多いためです。爆損1位の銘柄は決算発表後の暴落です。寄りの成行で手仕舞いしましたが、投げずに持っていたら今頃はもっと損失が膨らんでいます。
次に利益率ベースのTOP10です。
配当銘柄のコツコツ売買で稼げてます。損失銘柄は全て「小型株&グロース株」です。今年最大の失敗は「小型株&グロース株も面白いかも」と知らない世界に踏み込んだことです。買った銘柄を数年間放置できないなら手出し無用ですね。
最後に12月29日時点のネモモバ枠の保有銘柄です。
単元株化されている銘柄は塩漬けも含めて年明けに楽天証券へ移管させます。主力銘柄も楽天証券へ移管させて、それ以降は中短期のスイング売買目的でSBI証券を使います。1年後に「安く買えたので熟成させよう」に該当する銘柄があれば、それらは楽天証券へ移管させます。
毎日コツコツ買う、下落局面で連日のナンピン買い、急騰局面でいっき売りという、買いのタイミングを気にしなくてもコツコツ利益を確保できたネオモバでした。
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