定期預金にしておいても利息が殆ど付かないため、配当ブームに乗って「株式投資の配当金を定年後の生活費の足しにしよう」と考えている定年間際の人もいるかもしれません。
20年後、30年後を見て何も考えずに配当銘柄をコツコツ買う場合と比べて、「労働収入がなくなるので株式投資で」という場合はそれなりに真剣に取り組み必要があります。
なぜならば、大きな損失を出した場合にリカバリーできないからです。労働収入がなくなれば当然のことです。
そこで、2021年、2022年であれこれ試してきてそれなりに上手くいった投資手法を用いて「定年後の生活費の足しになる収入を得る」を目的にしたのが「妻の配当PF」です。
2023年9月1日時点
投資額 1,279,256円
実現損益 12,252円
獲得配当金 14,515円
含み益 181,899円
評価損益率は 14.21% ですので、結構調子よく進んでいます。
入金額はスタート時点で100万円でしたが、6月、7月に追加して現在の元本は160万円です。
“たられば”ですが、スタート時点で当初考えていた「高配当50ETF銘柄」をいっきに100万円分買っていれば、今頃は「爆益!このまま何もせずに放置!」になっていたはずですが、最初は20万円程度しか買っていません。
暴落くるくる詐欺に惑わされて恐々と買ってきたことで、2月に入ると全ての銘柄が想定より高くなってしまって買い増しが難しくなりました。買い増すと平均取得単価が高まってしまうため、急落局面が来ると含み損になってしまいます。
「本当に暴落など来るんだろうか」とモヤモヤしながら、とりあえず買えそうな銘柄を少しだけ買いますが、3月中旬の「欧米金融不安」で下落したタイミングで銀行銘柄を安めで買えたのが最後です。
「5月に入れば下がる」という意見を参考に買い場を待ちますが、日本株は爆上げモードに入ってしまいました。※「妻の配当PF」は失敗できないので慎重になりすぎました
諦めて6月中旬からは開き直ってコツコツ買っていきました。平均取得単価を上げたくないため、まだ買っていない銘柄をNISA枠で購入。既に保有している銘柄は特定口座で購入。
日本株は狭いレンジでもスイングするため一時的な下落局面で大量に買っておいて、戻り売りして売却益を確保。※安値で変えた場合は残すつもりで
予定外だったのが「高配当50ETF銘柄」の中の2銘柄が業績悪化で減配になり、「高配当50」から外されたことです。この2銘柄は含み損が消えたタイミングで全売りしました。
7月に入って利回りが低い銘柄を整理して、現在の予定配当金です。
年間配当金61,187円で、配当利回りは4.78%です。
NISA枠の高配当PFです。
購入額:1,033,374円
評価損益率:16.82%
配当利回り:5.07%
特定口座枠の配当銘柄と優待銘柄です。
購入額:245,882円
評価損益率:3.31%
配当利回り:3.56%
今年の正月休み中に考えた「100万円で作る配当ポートフォリオ」は…
購入額:992,649円
配当利回り:5.12%
ですので、1月前半に何も考えずに100万円買っておけば簡単でしたが、暴落が来なかったというのは結果論ですので仕方ありません。
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