景気 金利 株 物価 為替の関係がわかる マーケットの連想ゲーム (著)角川 総一
多くの人にとって各種経済情報がちょっぴり難しく感じられるとすれば、その原因は2つあります。1つは経済を語る上でのキーワード(専門用語)が分からないこと。2つ目はその文脈が読み取れないことです。そこで本書はSTEP1として現象間の関係(メカニズム)を理解し、STEP2で動きを定量的に把握し、STEP3では1と2で得た知識を使いつつ想像力を膨らませて、経済の連想ゲームによって、まだ見ぬ世界を予想する力を身に付けます。
プロローグ “経済データを読み”、基本的な意味を知った上で“連想ゲームを楽しむ”
巻頭企画 2019~2023年いま世界は、そして日本は?
第1部 金融・経済のしくみがわかる15の連想ゲーム(マーケットを眺望するための地図上で“連想ゲーム”をスタート!;連想ゲームを楽しむための3つの予備レッスン;15の連想ゲーム;「原理・原則から外れた動き」を見る8つのポイント)
第2部 経済情報の歩き方(はじめの一歩“まずは、金融市場を概観してみよう!”;主要経済データ;金利の世界;為替の世界;株式の世界;商品の世界)
第3部 円相場から始める経済メカニズム連想ゲーム(金融・経済指標(データ)連想ゲーム)
「景気」「金利」「株」「物価」「為替」をそれぞれ解説する書籍は山のようにあり、ニュースなどに出てくる経済指標を解説している書籍も買いました。
それらを読んでもあくまでも知識の一つであって、では実際に株式投資に活かせるのかどうか。中途半端に分かった気になって売買の勝負に出れば、たいていは外れて酷い目にあいます。
で、難しいことは良いのでざっくりと何がどうなれば株とか債券がどう動くのか中学生レベルの解説をしてくれる書籍はないものか。という人向けの書籍がこの「マーケットの連想ゲーム」です。
「風が吹けば桶屋が儲かる」のようにこれがこうなったらというフロチャートで解説しているので、文章でひたすら解説している書籍よりとても分かりやすいです。
「今まではこの理屈通りに動いてきたが今がそうならない理由は」みたいに過去とは違う動きをしている理由もさりげなく書かれているので、過去のパターンに当てはめて「こうなるはず」と決め打ちする危険性を回避できます。
カテゴリ : 書籍など
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