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初心者に超お勧めのムック本「誰もが再現できる!着実に資産が作れる高配当株投資入門」

以前、日記に書きましたが、三十数年前は「投資」というものは一般的ではなく「貯蓄こそ正義」でした。よって、給料が少ないなりにも「賞与は定期預金」「月々の給与は財形預金」が当たり前であって、「収入を全部使う=ダメな人」という雰囲気でした。

当時は「とりあえず財形預金しておけば、30年後には最低でも2倍になっている」と信じて、何も考えずに給与天引きの財形預金をやっていたはずです。

毎年、銀行から財形預金の案内ハガキが届き、その額は「積み立てている額」だと思い込んでいました。株ゲームを始めたことで自分の資産がどうなっているのか、ようやく気になって、電卓をたたいてみると「?????」となったわけですが、なんと案内ハガキに書かれていた額は利息込みの総額でした。

積み立て元本1188万円に対して利息は僅か421300円です。33年間積み立てたのに3.5463%しか増えていません。「まじか!!」と叫んだほど愕然としたものです。それでもこの30年間は貨幣価値はあまり下がっていなかったため「実質マイナス」にはなっていません。

これからは「物価高→賃金アップ→インフレ→貨幣価値低下」の流れが進みますので、安全資産として「定期預金」は必要としても「財形預金」など無駄です。

という流れから財形預金の代わりになる「ほったらかし投資(積み立て投資信託)」が推奨されているわけです。あくまでも「ほったらかし投資」というものは、財形預金の代わりですので、20年後、30年後まで何も考えずに毎月積み立てていくものです。つまり、株価など全く気にする必要もなく、勉強も必要なく、積み立てていることすら忘れていいものです。そろそろ定年退職だなという時期になったらどのくらい増えていたのか気にすれば良いです。

「ほったらかし投資」に適した年齢は「まだ20年、30年働く」という人たちであって、数年とか10年で資産を増やす必要がない人たちです。では、「定年まであと10年くらいか。そろそろ投資でもしてみようかな」という人はどうすれば良いのでしょうか。

50歳過ぎなら毎年の資産の増減額が気になるはずです。それは目に見える数字であるべきです。投資信託はブラックボックスですので不適切です。

「増えている」ことを実感したい人のためにあるのが高配当株投資になります。配当銘柄を持っているだけで配当金を貰えるので、成長銘柄の株価上昇による含み益よりは現実的です。

前置きが非常に長くなりました…


誰もが再現できる!着実に資産が作れる高配当株投資入門

『オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資 ど素人サラリーマンが元手5万円スタートでできた!』の著者 長期株式投資氏 監修の初心者向けムック本です。書籍を読むのに慣れているなら長期株式投資氏の書籍がお勧めです。「難しそうな本はイヤ!」という人向けに時間をおいてムック本が発売されますが、この『誰もが再現できる!着実に資産が作れる高配当株投資入門』もまさに書籍を読むと眠くなる人向けに最適な構成になっています。

推奨銘柄はあくまでも参考ですので、実際に何を買うのかは自分で勉強して候補をピックアップする必要があります。高配当株投資は「何を買うのか」を自分で判断する必要がありますが、そこが後々のリターンに関わってくるので大切です。


候補を決めたら買うわけですが、私の妻の高配当PFを組んだ時と全く同じことが書かれています。「20銘柄ピックアップしたらタイミングを見て全て1株ずつ買う」は重要です。これをすることで基準ができるのです。その後はバランスをとっていくわけですが、その辺りのノウハウはありますが正解はありません。自分にとっての最適解は何なのかは経験を積まないと分かりません。「20銘柄ピックアップ」にもノウハウがあり、実は一番重要です。

「高配当株投資」にも取り組み方が大きく分けて2つあります。「資産を積み上げていく=投資資金を増やす(配当金は再投資&継続的な入金)」と「投資資金を増やさない=配当金は利益」です。前者で始めて、徐々に後者に移って、年金貰う年齢になれば完全に後者です。このムック本のターゲットはもちろん前者です。

私がやっている実益を求める株ゲームなら副業みたいなものですので、コツコツ売買と配当金で資産を増やしていますが、増えた分は再投資しません。軍資金の中の予備費扱いにしています。これは、暴落時のための準備金みたいなものです。投資額1200万円で年間120万円増やして、増えた分は予備費にします。いつくるのか分からない暴落ですが、それまでに400万円とか600万円の予備費があれば、持ち株を投げ売りしなくても買い向かうことができます。


さて、このムック本には暴落時の対処法も掲載されているため、この点は他の初心者向けのムック本との違いです。良いことばかり書かれているムック本を信じて株式投資を始めて「やっぱり損した」とならないためには、最低限必要な知識があります。このムック本はその辺りを全て網羅しているので、初心者が読む最初の一冊に最適です。

カテゴリ : 書籍など



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ミニベロおやじの写楽です。フォトマスター検定1級。健康マスター。ダイエット検定1級。食生活アドバイザー3級。QC3級。FP3級。色彩検定3級。情報処理技術者試験1種。購入したデジカメは50台、自転車は11台。ブロンプトンで日本一周を達成、ブルベのSR達成。最近はデミオDで遊んでいます。雨の日は映画三昧。アウトドアも始めました。

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