株式投資には正解はありません。その人にとっての最適解をひたすら模索していき、結果として資産が増えれば、それがその人にとっての正解です。
趣味関連の年間出費額が150万円から200万円ありましたが、コロナ禍で自転車旅ができず、撮影機材遊びにも飽きて、ホームシアターも完成して、何かないかなというタイミングで興味を持ったのが株式投資です。
とりあえず超初心者向けのムック本を買って、「どうやったら株を買うことができるのか」だけ調べて口座開設、そしてポチポチと買い漁ったのが、2021年2月15日です。偶然にも30年6カ月ぶりに日経平均が3万円台に達した記念日です。つまり、高値になったときに株式投資というものに参戦したことになります。
株価とか買うタイミングなど気にせずに買った銘柄数は16で、購入額は2,177,950円です。
コメダ、ANA、キリンHD、中京医薬品、さくらインターネット、サガミホールディングス、中京銀行、AOKIホールディングス、フタバ産業、マツダ、シュッピン、セブン銀行、中部電力、カルビー、名古屋鉄道、アトムを購入。
当時は「そろそろコロナも収まるかも」という雰囲気があったため、アフターコロナ銘柄と馴染みがある企業を自分なりに考えて買いました。この時は「配当金を貰う」という発想はありません。
「1年後に10%上昇していれば約20万円の儲けか」と皮算用してみて、ふと思ったのが「全部売って20万円の儲けでそれでオシマイ?」「そんなことで面白いの?」です。買って放置では株ゲームになりません。
そこで、知っている企業のチャートをあれもこれもと見ていき「これはまだ戻っていない!!」と閃いた銘柄を買っていきます。もちろん軍資金は増やさないため、最初に買った銘柄を売っていきます。そんなこんなで3月中旬までに初心者なりに利益を得たのですが、そこまでは誰でも儲かる相場だったようで、株ゲームを始めて僅か1か月後からはひたすら厳しい状況下に置かれます。
待てども待てどもアフターコロナにならないためアフターコロナ銘柄を諦めて、配当銘柄というものに乗り換えていきます。ところが“決算跨ぎ”というものを知らずに買い向かってドツボにハマって、大量の配当銘柄が含み損になります。
どうにもこうにもならなくなり、軍資金を400万円まで増やします。含み損になっている配当銘柄は塩漬けさせて、ここからの取り組みは「リバウンド」です。一時的に投げ売りされた銘柄を買って、1週間以内に売ります。2%取れたら成功というコツコツ売買です。
コツコツ売買に該当する銘柄が無くなったタイミングで、配当銘柄の王道だったENEOSを爆買いします。250万円ほどだったかと。
ところが最悪な展開でENEOSの株価が急落したまま戻ってきません。コツコツ売買をする余裕がありません。
どうしたものかなと頭を抱える日々でしたが、なんと自民党総裁選というイベントでなぜか日本株全てが急騰しました。そのタイミングで売って売って売りまくって保有株を100万円以下にしました。
そして衆議院議員総選挙は荒れることなく通過して日本株も安泰です。ここからいっきに買っていくのですが、決算跨ぎ大失敗&リバウンド大失敗の失敗続きで塩漬け銘柄が増えます。
株ゲームというものは「さてさてどうしたものか」連続ですが、この辺りまでに40万円ほどの利益を得てます。つまり、損切りせずに、さらに軍資金を倍増すれば良いのでは?
ということで、かんぽ生命を解約して軍資金を確保。
買って買って買いまくって、ここでリバウンドすれば爆益だと思い込んでいたタイミングでオミクロンショック!
含み損益はマイナス52万円です。絶望感全開ですが、実現損益が57万円あったので「なーんだギリギリだけどプラスなんだ」と無理やり自分を納得させます。
耐えて耐えて年明けのご祝儀相場からの上げ期間で売って売って売りまくって利益を確保。
1月下旬に下落、2月上旬に上昇、2月下旬に下落、そして3月上旬に爆下げという嵐の期間が続きます。
3月8日はちょうどプロ野球のオープン戦を球場で観ていて、試合終了後にiSPEEDを開いてみて「なんじゃこりゃ。壊れたのか!!」と驚きました。
なんと含み損益がマイナス75万円になっています。頭痛の日々でしたが、実現損益がプラス96万円でしたので、「含み損益なんてプラスでもマイナスでも幻です」と納得させます。
そしてなぜか日本株に昇竜拳が発動して、含み損益はプラス42万円、実現損益は104万円まで増えます。
全売りしておけば精神的に楽になるのに、「そろそろ配当金貰おうかな」と欲張ったことでまたまた苦しむことになります。4月上旬には再び含み損益はマイナスです。
この辺りから銘柄選びは慎重になります。
含み損益の増減は荒いですが、実現損益はコツコツと増えていきます。
実は全米株投資信託を2021年7月からコツコツ積み立てをやっていました。そして米国株の個別銘柄も2022年2月から買っていましたが、米国の急激な利上げのせいで米国株の下落が止まらず「これらをどのタイミングで全売りすれば損失を防げるのか」という、つまらない株ゲーム状態にありました。
全米株投資信託はそこそこ利益があるタイミングで完全撤退。日本円で150万円ほど買っていた米国株は円ベースでプラスになるタイミングで10万円ほどまでに減らしました。
さて、日本株ですが、楽天証券の場合は100株単位で買うことになるため、下落局面で買い向かうタイミングが非常に難しいです。2段落ちまでなら問題ありませんが、4段落ち、またはいきなり10%ダウンされると、ぶん投げ損失確定です。
そこで閃いたのが下落局面で1株ずつ買っていく「ひたすら難平買い」です。ネオモバを使えば可能です。さらに楽天証券で買うのは躊躇う株価5000円超の銘柄も気楽に買っていけます。
8月下旬からネオモバをメインにあれもこれもと気になった銘柄を買い漁っていきます。
「いろんな銘柄を買えるので楽しいな」ですが、株価が妥当なのか確認せずに買ってしまい、下落しても難平買いしていけば、そのうち戻るでしょと気楽に構えていると、なんとCPIショック発動です。ネオモバとは思えないほどの含み損になっています。仕方ないためひたすら損切です。
大幅に減らして「9月の権利取り銘柄を買っておくか」と買い集めておくと再び急落です。ネオモバ第二弾損切り祭りです。
10月上旬にも急落局面はありましたが、その辺りで買った銘柄はその後に急上昇して大きな含み益になりましたが…
ネオモバで大きな損失を出すとリカバリーが大変です。損切でマイナス5000円、利確でプラス500円のレベルですので、プラスに持っていくのは地道な作業です。6万円分の損失をリカバリーできたのは11月下旬です。
この辺りから「セクターローテーション」を意識したPF作りにも取り組んでいます。配当銘柄の選別は単純に高配当50ETFの銘柄にしました。プロが選んだ銘柄をベースにした方が失敗が少ないからです。偏らないように17セクターのテーブルに当てはめて配分していきます。これは中長期の株ゲームネタです。
短期の株ゲームネタで12月に入ってから「年明けのご祝儀相場に向けて仕込み時」と大量に買っていきます。これだけあれば年明けに20万円ほどのお年玉になるかなと妄想していると、なんと日銀ショックで急落です。楽天証券で買う場合は金曜日まで指定して安値で買いを入れておきますが、次々と約定していきます。終わってみれば安値どころか叩き売り価格です。当然ながらネオモバの含み損が爆発しています。
楽天証券には2022年もなんだかんだで利益があったので、ひたすら損切です。ネオモバは配当金を含めてギリギリプラスになるまで損切です。残りの含み損は年越しです。
いったん奇麗にしてから年明けのご祝儀相場を期待して買っていくと、ご祝儀どころか、さらなる急落です。ネオモバの含み損銘柄をひたすらぶん投げて配当銘柄を買っておきます。
その後、なぜか日本株は上昇していき、配当銘柄を買い増しするタイミングを逃しました。ここで無理に買うと2021年の時のように配当銘柄の含み損に悩まされます。
株ゲームには何もしないという選択肢はありません。
そこで今まで買ってきた銘柄と日経225銘柄などの株価をチェック。9月末の絶望感全開だった時の株価と比較して、今はどうなのか。まだ全然戻っていないなら、1、2か月でそれなりに上昇するのでは?
ということで、大量に買っていきます。初動で数千円程度、戻りが早ければ利確、戻りが遅ければ5万円まで買い増し。
さらに月刊誌に紹介されている銘柄も買い漁ります。こちらは順張りになってしまうため、数日で利確させます。
そんなこんなで年末年始の損失10万円の倍返しで利益20万円確保です。
順張り銘柄は超短期(1週間程度)で決済、リバウンド銘柄は1、2か月で決済を目安にしています。戻りが遅い場合は2か月経って少しでもプラスになっていれば利確します。戻りが早い場合でも+8%程度で利確です。
2023年1月からは株ゲームの番外編で「妻の高配当PF作成」に取り組んでいます。これは「売らない」「配当利回り5%」「元本割れしない」という、結構難しい課題です。
その他の株ゲームネタとしては
・J-REIT
・カントリーETF
・米国株高配当ETF
に取り組んでいます。
何かひとつの手法に拘らずに「今は何ができるんだろう」と日々考えながら株ゲームを楽しんでいます。
カテゴリ : あれこれ
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