会社四季報の達人が全力で選んだ 10倍・100倍になる！ 超優良株ベスト30 (SB新書 603) (著)渡部清二
「投資」というキーワードにピンとくる全国民必見！
四季報の達人が教える、大きな可能性を秘めた市場テーマと銘柄を一挙公開！
この１冊があれば、投資初心者のあなたは思い通りの投資に踏み出せるでしょう。
また、投資に慣れた方でも、新たな気づきが得られる１冊です。
はじめに 誰も予測できなかった、次に来る市場の新法則
第１章 会社四季報の達人が教える 10倍株探しの成功例
第２章 会社四季報の達人が教える 次に来る銘柄を見極める思考法【入門編】
第３章 会社四季報の達人が教える 今日からできる超優良銘柄の見つけ方【実践編】
第４章 会社四季報の達人が教える いま仕込んでおくべき市場と銘柄
おわりに 経験と知識、そして会社四季報が、明日からのあなたの武器になる
注文してから「あれ？もしかして同じ本？」と戸惑いました。
「会社四季報の達人が教える 誰も知らない超優良企業」とタイトルが似ていて帯の「10倍・100倍」からして、「たぶんアップデート版だろうな、まあいいか」とキャンセルせずに届くのを待ちました。
過去のデータを使って「10倍・100倍」になった銘柄を解説していますが、今からそのような銘柄を探し当てるのは非常に難しいです。10倍狙ったつもりが、1/10とか、上場廃止になるかもしれません。しかし、2倍とか3倍なら可能性がありそうです。
さて、四季報をどのように活用するのかは「会社四季報の達人が教える 誰も知らない超優良企業」と「会社四季報の達人が全力で選んだ 10倍・100倍になる！超優良株ベスト30」は殆ど同じです。
しかし、初心者向け投資雑誌を買っている人なら実感していると思いますが、雑誌などに掲載されるような「将来有望な銘柄」は既に買われているため、“今さら買うのは遅い”可能性が高いです。
著者が言いたいことは「世間に広まる前に自分で探すことが重要」です。
「近い将来こうなる」「だからこのような企業が有望である」と自分で仮説を立て、該当しそうな企業を探して、上場しているなら企業のWebサイトのIRを確認して、株価の推移を見て、最終的に“買い”なのかの判定を四季報を見て下します。
逆に、四季報に書かれているコメントの真意を深読みすることで「近い将来」のヒントを得ることができます。
なぜアップデート版を出したのか。たぶんですが、著者が思う「近い将来」を明文化したかったのだと思います。実際に本にしておけば、近い将来当たった時の証拠になります。
後追いでも良いので「近い将来」来そうな銘柄を買っておきたいと思う人にはお勧めです。しかし、この書籍はそれを目的としていないので、自分で探すためのノウハウ本だということを忘れてはダメです。
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