流行の株式投資
・全米株または全世界株投資信託
・全米株または全世界株ETF
・米国の配当銘柄
・米国の高配当ETF
・日本の配当銘柄
・日本の高配当ETF
これらをコツコツと買っていきましょう。ドルコスト平均法が有効です。
「銘柄選びとか売買に費やす時間がない&まだ働く期間が長い」という人向けの書籍とかムック本に書かれている内容はほぼ100%が上記の「流行の株式投資」です。
未来は誰にも分からないのに、過去のデータを使って「明るい未来」を解説する書籍が多いです。本当にそんな夢語りを信じて良いのでしょうか。
コツコツ積み上げ投資は儲かりません。
たしかに財形預金よりは遥かに資産が増えるかもしれませんが、財形預金とか定期預金とは違って「元本割れ」もあり得ます。
ただ、若い人なら20年後、30年後を夢見てコツコツコツコツ積み上げ投資をして、どこかで暴落が来ても、定年までには復活するかもしれません。
50歳過ぎて定年ゴールが見えてきたらコツコツ積み上げ“ほったらかし”投資などしてはダメです。
「“今”確実に利益を確保する」「近い将来の利益を期待できる」「年金補填のために配当金を得る」の3本立てで考えていきます。実際、私はそうしています。
さて、コツコツ積み上げ投資をしている人には反感を持たれる可能性が100%の書籍を読んでみました。
「コツコツ投資」が貯金を食いつぶす~一生分のお金を守る投資・保険の考え方 (著)荻原博子
初心者向けに投資・保険の知識を伝授!
初めて資産運用を考える人に、「投資」「保険」の最低限の知識を伝授。
メリット・デメリットを含めた商品の構造や実態を解説します。
▼1章 投資を家計に持ち込むな!
「投資」とは まずは借金減らして現金増やせ
投資信託/積立型投資信託/毎月分配型投資信託/株式投資/外貨預金/外貨投資(FX、外貨建て投資信託)/金、純金積立/iDeCo/NISA/つみたてNISA、ジュニアNISA/不動産投資/個人向け国債/暗号資産(仮想通貨)/商品先物取引
〈要注意ワード〉
ほったらかしでOK/特別な高金利商品です/初心者でも大丈夫!/長期運用だから安心です/分散投資でリスク回避
▼2章 保険で資産運用はするな!
「保険」とは まずは公的保険を使いこなせ
死亡した場合(公的保険)/病気やケガをした場合(公的保険)/病気やケガで働けなくなった場合(公的保険)/生命保険/貯蓄型生命保険/外貨建て生命保険/個人年金保険/学資保険/就業不能保険/収入保障保険/引受基準緩和型保険/特約/火災保険/地震保険/自動車保険
〈要注意ワード〉
貯金するより賢いですよ/早く入るほどお得です/ご相談は無料です/お祝い金が出ます/保険料は生涯変わりません
後半の「保険」の話は、よくある初心者向け投資本と全く同じですので、何かしらの書籍を読んだ人はスルーしても大丈夫です。
前半の「投資」の話ですが、さらっと流して読んでしまうと「あっ、また同じこと言ってる」となりますが、流さずにじっくり考えると何を言ってるのか分かります。
生活費を切り詰めて少ない給料から投資のための金を確保して、毎月欠かさずにコツコツと投資信託、ETF、配当銘柄を買っている人は、預金とか現金を確保しているのでしょうか。万が一に備えて生活費の半年分くらい確保しているのは常識でしょ。となりますが、ではそれとは別に自由に使える預金はありますか。
今まで儲けてきた個人投資家たちは暴落時に仕込んだ人たちです。悪戦苦闘しながらノウハウを蓄積していって、暴落時に気合を入れて資金をぶち込んだ人が大きな資産を形成しているのです。
よって、コツコツ積み上げ投資でいっぱいいっぱいの人が暴落時にぶち込める資金がありますか?ということです。
・コツコツ売買で確実に資産増やす
・コツコツ売買の過程で配当銘柄を安く買えたら保有
・コツコツ預金で暴落時資金を貯める
本当に資産を増やしたいならこんな感じでしょうか。
投資に正解はありません。投資スタイルとか思想も人それぞれです。
私の場合、コツコツと貯めてきた余裕資金で株ゲームを始め、悪戦苦闘しながらも自分にとっての最適解を模索してコツコツと利益を確保しています。
2年間の実績です。
カテゴリ : 書籍など
タグ :