株ゲームを始める前に買った初心者向けのムック本です。ここに掲載されている銘柄の株価は既に上昇していたため、株ゲームのスタート時点では買っていません。それは置いておいて、初心者向けの株式投資というものは「配当目的の長期保有」を大前提にしています。
初心者向けのマネー誌です。こちらも一貫して「お勧め配当銘柄」です。2021年はまだ上昇基調にあった米国株も推奨していますが、2022年はトーンダウンして長期保有前提の配当銘柄の特集記事ばかりです。
つまり、今の配当株ブームは、米国株から撤退、短期売買で失敗の結果、残った選択肢というわけです。不安定な相場が続くなら、初心者はムリせずコツコツと配当銘柄を買っておきましょう。というのが今の流れです。
しかし、配当銘柄を買っても資産はあまり増えません。効率よく買い集めても年間利回りは5%です。乱暴な言い方をすれば「たったの5%しか増えない」のです。大きな含み損を抱えて精神的なダメージを受けることがあるのに、その対価が「利回り5%」です。含み損が解消されなければ、トータルでマイナスです。安い時に買い集めて、含み益が十分に乗っているなら「5%」で妥協して完全放置もありかもしれません。
初心者向けのムック本の解説は、安い時に買い集めて、あとは完全放置が前提になっています。
yahooファイナンスに作ってたPFを1年以上も放置していました。放置した理由は掲示板を見なくなり、yahooファイナンスのアプリも使わなくなったためです。掲示板を見なくなった理由は掲示板には初心者を惑わせる情報が溢れているためです。放置していたPFを見ると「1年間買ったことを忘れて放置していたらこうなっていたのか」という事例になっていました。購入額1018万円分で含み益が131万円です。配当金が40万円だとすれば、配当ブームらしいPFになっています。
景気循環無視の上がりもしない下がりもしない配当銘柄は超長期向きです。有名な配当銘柄でも上げ下げが大きく、含み益が4年分の配当金に相当するなら利確して他の銘柄を買った方が効率が良いです。景気循環でぐるっと一周して再び下がってくれば買います。ただし、買いのタイミングが難しいと感じる場合は、全売りせずに目安のために少し残します。
経済が拡大しないのに日本の老舗企業の業績が伸びていくというのは幻想です。世界相手だとしても、さらに伸ばせるネタがあるのか、増配を期待しているなら慎重に調べる必要があります。
ということを私の勤務先が属する業界の数多くの企業を見てると思うわけです。過去の栄光というところが多いです。
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