米国株に翻弄され、セミ撤退を決めて来年の8月か9月に再参戦しようと考えていたのが2022年7月のころです。その時に思いついたのが「セクター別ETF」です。セクターローテーションが重要ですが、上手く取り組まないとドツボにハマります。
そこで「セクター別ETF」を全部買っておいて、その時々にリバランスしていけば良いのではと思ったわけですが、「セクター別ETF」には致命的な欠点があります。それは分配金が少なすぎるのです。しかし、全米株ETF、全世界株ETF、指数連動ETFを買うだけだと株ゲームになりません。ということで、米国株は再参戦までに時間がたっぶりあるため、とりあえず保留。
スイング相場になっている日本株は中短期でコツコツ稼ぐことができるため、株ゲーム第三章「ネオモバで遊ぶ」の応用で「セクターローテーション」のベースになるポートフォリオを作っています。
ざっくりと次のように考えました。
海運、陸運、空運を除く30銘柄、それぞれ3銘柄で合計90銘柄。30業種×40万円で初期1200万円。バッファの300万円を使ってリバランス。
当初はさくさくと進めることができましたが、「1業種辺り40万円で3銘柄」は非常に難易度が高いです。何も考えずにネオモバ枠で買っていくなら揃えることは可能ですが、“配当利回り”も重要ですので何でも良いというわけにはいきません。
8月末からあーでもないこーでもないと連日悩みながら作ってきたポートフォリオです。全部で100銘柄あります。これを見れば「30業種それぞれに3銘柄」「配当利回り4%以上」がいかに困難なのか分かります。
銘柄選び放題の業種と選択肢が非常に限られる業種。配当利回りが低い業種。つまり、30業種コンプリートに拘ると、配当利回りを犠牲にすることになります。
「景気減速の初期」「景気減速の後期」「景気回復の初期」「景気回復の後期」という4つの局面でどの業種が上がるのか下がるのか考えてトレードしましょう。という考えが「セクターローテーション」であるわけですが、実際にどの業種なのかよくわからんので、とりあえず全部買ってから、ゆっくり考えれば良いかと始めたわけですが…
適当に始めても上手くいかないのは当然で、そもそも30業種コンプリートする必要はあるんだろうかと振り出しに戻ります。
そこで「セクターローテーション」をもっと具体的にさくっとまとめた記事はないものなのか探してみたところ見つかりました。
→ 【日本株版セクターローテーション】投資家なら知っておきたい日本株ETF⑰種類とセクター㉝種類 / 株楽しむ人
とても参考になるどころか答えがズバリ書かれています。
33業種を17のグループに分けます。その17のグループが「回復期」「好況期」「後退期」「不況期」のどこに当てはまるのか分かります。
現在のポートフォリオのリストを変更してみると…
やはり100銘柄もあると分かり辛いです。
バランスが取れているのかは配当金で判断してみると、「後退期」の割り振りが非常に少ないことが分かります。まずは配当金が15万円×4というバランスをとれるようにポートフォリオを修正する必要があります。
そして、世界情勢としては好況期から後退期に入っているため、その後やってくる不況期に備えたリバランスが必要になります。
ということで、「30業種×3銘柄」に拘る必要は全くないことが分かり、どれを売ってどれを買い増せば良いのか明確になりました。
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