Amazon、楽天市場、Yahooショップでポチポチ買い物していると「お勧め品」が表示され。それが結構役に立つため、わざわざリアル店舗で出向いて「何か役に立つ書籍はないのかな」と探す手間が完全になくなりました。
先日、お勧め本の中に「60歳までに お金の自由 を手に入れる」があり、この手の書籍は何冊も読んできたので「似たようなものかな」とスルーしましたが、念のため検索してみると同タイトルの雑誌が見つかりました。疲れているときはパラパラと眺めるだけで済む雑誌が良いのでポチしました。
THE21 2022年9月号
良くありがちですが、著書のスーパーダイジェスト記事の寄せ集めみたいな雑誌です。
記事を書いている人はそれぞれ書籍も出版しているので、記事を読んで興味を持った人は書籍を買ってねというパターンですが、この方法は助かります。
さて「FIRA60」ですが、ざっくりまとめると「60歳で定年退職できるように準備しましょう」です。20年前くらいまでなら「会社勤めでなんだかんだあっても60歳まで働けば、あとは年金貰ってのんびり暮らせる」という「いつまで働くのか」というゴールが明確でした。
ところが年金問題が勃発して、年金の支給開始年齢が引き下げられ、受け取れる額も減らされています。つまり「えっ、約束が違う!!」状態にあるわけです。
いつの間にか「60歳から年金貰えないのだから、65歳まで働け」という話になって、もともと「60歳まで我慢して働く」と決めていた人にとっては先が暗い人生です。
企業側も仕方なく定年延長とか再雇用の制度を作って対応しているわけですが、企業としては同じ給料払うなら若い人の方が良いはずです。
「60歳で定年退職したい」人はどうしたら良いのか。この辺りが旬なネタになっているわけです。
記事を読むと「数千万円から1億円の資産を60歳までに用意して、60歳以降はその資産の運用益で生活する」となっていますが、この時点で「そんなこと不可能」と思える人は正しいです。そもそもその必要はありません。
60歳で定年退職したとしてもとりあえず「失業給付金」で繋ぎます。「これならやってみたい」と思える仕事が見つかれば、それは幸せです。「生活費のためだけに働く」だと残された時間の切り売りになってしまいます。趣味を楽しもうと思っても、体力面で60歳ならできることでも、65歳だとできないこともあります。
「失業給付金」が終わって収入がなくなった後にどうするのか。年金をもらうまでの4年ちょっとの期間です。
退職金とか個人年金とか財形預金とかでカバーします。つまり、収入がゼロになる期間の生活費をどうすれば良いのか前もって考えて蓄えておけば良いのです。
しかし、資産を生活費で食いつぶすわけにはいかないため、「資産を運用して、その運用益で」という話になるのです。
「まるまる運用益で賄う」ではなく「足りない分を運用益で賄う」なら「数千万円から1億円」という金額は必要ありません。
真剣に株式投資をやれば、2000万円の軍資金で1000万円はインカムゲイン狙い、1000万円はキャピタルゲイン狙いの投資ができるはずです。よくある「利回り4%」という少ない運用益ではなく「利回り10%」も可能です。ただし、真剣に取り組む必要はあります。
株式投資入門者には、気軽にポチポチと株を買うことができるネオモバがお勧めです。実際に少額で取引して勉強していきましょう。
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