マンガ ジム・ロジャーズ ―冒険投資家に学ぶ世界経済の見方
人生を楽しむ自由を手に入れた天才投資家ジム・ロジャーズは10年間で4200%のリターンをたたき出した男。バイクで6大陸を横断、特注のベンツで116ヵ国、24万キロを旅したギネス記録保持者でもある。自分の目で各国の現実を確かめながら、誰よりも早く投資のチャンスを見つける。鋭い視点、深い洞察力――その源はどこにあるのか? 冒険投資家の世界旅行の軌跡を辿りながら、世界経済の行方と、成功する投資とはなにかを学ぼう!
ジョージ・ソロスと組んで活躍したジム・ロジャーズのクォンタム・ファンド時代を描いた漫画ではありません。引退後のバイクで世界を旅した話でもありません。その後の婚約者と黄色のベンツで116ヵ国、25万kmを旅した時のエピソードを漫画で描いています。婚約者と気楽に世界旅行というわけではなかったことが描かれていて、引退した後も生粋の投資家だったことが分かります。世界のありとあらゆる国を訪れ、中には戦争状態にある国も含まれます。中国だけでなく韓国、日本、そしてインドおよび周辺国、そして南米にも行っています。新婚旅行代わりならヨーロッパだけで良いのに、なぜ世界の隅々まで行く必要があったのか。
それは「世界中を投資対象にしているから」です。実際に現地を訪れてみることで分かることが多いようです。
漫画だけでは投資関連本にはならないため、「黄色のベンツの旅」以前のジム・ロジャーズの経歴をさくっと分かりやすく解説しています。そして、ジム・ロジャーズの投資に関する考え方もシンプルに解説しているので、難しい投資関連本を読んで疲れた後の息抜きに読んでみると良いかもしれません。
この旅行で日本に立ち寄ったジム・ロジャーズは「日本は投資対象にならない」と断言しています。それは「少子高齢化」が急速に進んでいては成長などせずに衰退するだけだからです。
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