あれこれ悪戦苦闘しながらも自分の型を固めつつあります。そしてそれを熟成していくことが私の株ゲームの本質です。よくある「株で儲けよう」はあくまでも結果論であって、「それありき」ではありません。
さすがに我流で「自分の型」を作ることなどできないため、投資関連本を約100冊読んで、数多くの投資家たちの“考え方”を取捨選択して、実際に試しています。好みなども含めて自分に合っているものを吸収して、自分でアレンジして、「自分の型」を作り上げていきます、
世間で言われている株式投資の“勝ち”“負け”の定義が曖昧すぎて、いまいち納得できないのですが、単純に個別銘柄の売買における実現損益がプラスなのかマイナスなのかなら、私の勝率は9割以上です。「自分の型」が固まっていくにつれて勝率は高まりましたが、あくまでも株ゲームですので、大儲けなど考えずに損しないことに徹した結果です。
さて、私の「自分の型」のさらなる精度を高めるためには、「株で大儲けしました」という類の書籍は役に立たないことが明白ですので、なんとなく私の型に近いかもと予感した書籍をポチしました。
勝てる投資家は、「これ」しかやらない MBA保有の脳科学者が教える科学的に正しい株式投資術 (著)上岡正明
株式投資は投機とは違い、ギャンブルではありません。勝ち続ける投資家(=負けない投資家)が大事にしているたった一つのこと。それは、“再現性”です。本書では、「ビギナーでもわかる! テクニカル分析の全技法」「投資マインドを醸成するための勉強法」など、株式投資歴23年で培った経験、MBA理論に裏付けされた独自のメソッドを惜しげもなく公開。本書で書かれているとおりに投資と向き合えば、どんな人でも必ず「億り人」になれます。難解なチャート解説や、専門用語はほとんどなし。株を始めたばかりの初心者は最初の手引きとして、スランプ気味のベテランには「特効薬」として本書を活用いただけます、経営者としての顔を持ち多忙な日々を送る著者ならではの「仕事やビジネスにも活きる投資実践術」は必見です。
第1章 投資マインドを爆速で身につけよ――ビギナー~プロが知っておくべき「新常識」
第2章 株式投資は最初の準備が9割――世界一簡単な「億り人戦略」
第3章 株で勝ち続ける投資家の神・共通点――超多忙でも「この3点」だけは守るべし!
第4章 初心者~中級者必読! 投資のプロがやっている「習慣術&勉強法」
第5章 科学的に正しい「億り人への方程式」――再現性を活用した「実践! トレード手法」
第6章 勝負を分ける「買いと売り」の全技法――100%負けない「資金管理の法則」
第7章 欲望をコントロールする者だけが投資を制する――「最強メンタル術」ベスト10
終章 免許皆伝! 勝つ投資家になるための「鬼の鉄則」集
株ゲームの1年目で苦労して、それを教訓に2年目に取り組んでいますが、その中のひとつが著者が言うところの“再現性”のようです。あえて数多くの銘柄を買ってきた理由は、とりあえず手あたり次第できるだけ多くの品種の種まきをしてみて、それらがどのように成長するのか把握して、1年間でどのように動くのか追い続けるためです。中にはパターン化されている銘柄もあって、「これはこう動くはず」と買い向かうとだいたい成功します。ただ、大儲けできない理由は単純明快で、勝つ確率が80%でも勝負しないからです。著者はそのような時に大勝負することで、資産を大きく増やしてきたようです。
「安く買って高く売る」それ以上でもそれ以下でもありません。
確実に株式投資で利益を得たい人なら「勝てる投資家は、これしかやらない」は大いに参考になります。逆に一攫千金狙いの人には全く理解できない内容だと思います。
追記.
「ポジポジ病」の説明が面白いです。振り返ると私も「何か買わなくては」と買い向かって後悔したことが何度もありました。逆張り派が買い向かうタイミングは「ここで買うのは勇気がいる」という時です。上昇局面で「ポジポジ病」を抑える方法を思いついて、今年からはそれをやることで、大失敗を減らすことができています。※ゼロではありません
「ポジポジ病」を抑える方法は「楽天のベアとブルで遊ぶ」です。
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