2021年2月15日に株ゲームスタートでポチポチした銘柄は「ANAホールディングス」と「コメダホールディングス」でした。その後の3日間で「キリンホールディングス」「中京医薬品」「さくらインターネット」「サガミホールディングス」「中京銀行」「AOKIホールディングス」でした。最初の8銘柄は株価の動きなど見ずに「そろそろコロナも収まるかも」という当時の状況で選んだ銘柄です。「さくらインターネット」だけは15年以上のユーザーだから選んだ銘柄です。そして、その後の9銘柄目から16銘柄目は「アフターコロナ銘柄だろう」「知っている銘柄」「株価はまだ急騰していない銘柄」の3点を満たす銘柄を選びました。
そこから悪戦苦闘しながら買い向かって135銘柄目が「DCMホールディングス」、136銘柄目が「オリックス」です。
さて、これだけたくさん買ってきたら、「銘柄選び」「買うタイミング」「売るタイミング」のコツなどもつかめて、きっと成績も上昇しているはずです。
ということで、ちょうど参議院選挙後の急騰からの叩き売りという「今は買い向かうタイミングではない」期間に入っているため、136銘柄の成績チェックです。今回の集計で大量に持っている銘柄の立ち位置も明確になったので、定期的な分析は必要です。
まずは、買った銘柄を月で集計してその利益率を見てみます。これは「銘柄選び」「買うタイミング」「売るタイミング」には経験が活かされているのか客観的に見るためです。
「投資額に対してどのくらいの利益を得られたのか」が成績になります。まだ売っていない銘柄もあれば、配当金を支払われている銘柄もあります。そこで、利益は「実現損益+配当金+含み益」で計算します。
何度も売買を繰り返している銘柄も最初に買った月で集計します。実は「何度も売買を繰り返している銘柄」は利益を得やすい銘柄です。そして1回だけ買ってマイナスで終わっている銘柄は「失敗した!!」と後悔した銘柄確定です。
これが月別の成績です。
200万円から始めてマックス1200万円まで使っているのに、利益率が2.67%だと寂しいと思えるかもしれません。しかし、買って放置ではなく売買を繰り替えしているため、延べ投資額は72,749,874円、利益は1,945,825円です。軍資金1200万円で利回り約16%ですので、まあまあの成績だと満足しています。
さて、月別の振り返りです。
少ない軍資金で始めた株ゲームですので、3月は2、3日で売買を繰り返していました。この時は初心者らしく毎日が楽しい状態でした。
4月に入ると株ゲームの怖さを思い知らされます。「株で儲けよう」と考えていたならここでギブアップしていたはずです。「大きく儲からないけど損もしない」を徹していた期間です。
決算跨ぎイベントに挑んだ5月はさらに苦しんでいました。この辺りから塩付け銘柄が増えてきます。6月辺りから配当銘柄を意識して買い向かっています。軍資金を増やして7月は気合を入れて戦いを挑んでどうにもならない状態のまま8月に突入。よって8月は新規買いはゼロ。
9月の総裁選イベントで売って売って売りまくって身軽にしてから10月、11月で新規買いしましたが、急落銘柄をあれもこれもと大量に掴んで、11月下旬に絶望感で頭を抱えます。
年明けのご祝儀相場に備えて12月も買い向かって、1月前半で売って売って売りまくります。そして、2月です。ウクライナ危機の序盤で買い向かった銘柄にこのあと大いに悩まされます。さらに3月上旬の暴落。
4月からは老舗月刊誌を参考に銘柄をピックアップしておくことにしました。この辺りから趣味で花壇作りとか家庭菜園もどきを始めたことで、花や野菜の種まき後の成長が楽しくなってきました。「株もそうしようと」と思えるようになって、老舗月刊誌を参考に買った銘柄が成長するのを待つようになり、利益を増えています。
以下が、136銘柄の成績です。急騰した後の含み益を加えては成績が良いのは当然ですので、昨日急落した時点の含み益で計算しています。
保有銘柄の立ち位置です。
今回の振り返りでようやく明確になりました。上昇局面で売り時になった時に今まで悩み、売る必要がないものまで売ってしまったり、売る予定だったものを欲張って先延ばしして後から下落ということが多々ありました。「長期保有銘柄」は相場に関係なく完全放置、「値がり待ち銘柄」はそれまでの動きから判断して見切ることも必要であり、欲張ることもしない。「スイング配当銘柄」は下がれば買い増し、上がれば売り減らしして、平均取得単価を下げていき、配当金をいただく。
全136銘柄を前半後半で分けて、目安の利益率8%を満たしている銘柄数を比較してみました。
前半 3銘柄
後半 15銘柄
圧倒的に慣れてから買った銘柄の成績が良いです。
しかし、一概に銘柄選びが正しかったというわけではなく、軍資金に余裕があれば、「これはいけるはず」と感じて買った銘柄が成長するまで待てるからです。経済誌や投資関連本を大量に読んでいることと、老舗月刊誌を大いに参考にして、買い向かう銘柄を決めているため、「早売りの必要はない」と冷静にいられます。
6月の新規買いが18銘柄もあり、これは「とりあえず老舗月刊誌を参考に大量に買っておけばいくつかはヒットするだろう」と楽観的に買い向かったパターンですが、失敗は殆どありません。購入候補を大量に用意できれば、あとは買うタイミングだけです。
「分散しすぎると得られる利益は少ない」はその通りですが、「分散させておけば損する確率は低い」は実体験からの結論です。
カテゴリ : あれこれ
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