「今年に入っていろんなことが起きているので急きょ書くことにした」という雰囲気はしますが、“今”を重要視する内容の書籍なら最新版が必要です。そこで6月6日発売の書籍をポチしました。
資産はこの「黄金株」で殖やしなさい!番外編 株は波動が9割: 日柄(時間の波動)と値ごろ(価格の波動)がわかればどんな波乱相場も怖くない (著)菅下清廣
株で勝ちたければ波動を学べ!有事、インフレ、円安も怖くない。誰でも勝てるようになる「買い」と「売り」の極意。相場世界のレジェンド・菅下清廣が徹底解説する波動理論入門!超インフレ時代に狙う黄金株55銘柄収録!
目次
序章 「有事には買い向かえ」の真実
第1章 世界秩序崩壊がもたらす投資常識の大転換
第2章 波動と日柄がわかれば、9割勝てる!―スガシタ式波動理論奥義
第3章 いまこそ相場格言に学べ―売りと買いの急所がわかれば初心者卒業
第4章 インフレ時代に狙う黄金株55―資産インフレ&DX革命第2幕の有望銘柄
株式投資に関する書籍をジャンルに拘らずに100冊くらい読んでいる人なら「いつ買うのか」「いつ売るのか」の解説は既知だと思います。ただし、あれこれ読まなくてもこの書籍には、「最低限これを理解して実行すればOK」と思えるほど最重要ポイントが書かれているので、たくさん本を読む時間がないひとには最適です。
「時間の波動」はサイクルのことで「いつ買う、どのくらい保有する、いつ売る、どのくらい待つ」の目安が分かります。そして「価格の波動」はレンジですので「どの辺りで買う、どの辺りで売る」の目安が分かります。逆張り、順張り、多少のタイミングが違っても基本的な考え方は同じです。逆張りならベストタイミング寄りも少し早く買って少し早く売ることになり、順張りならベストタイミング寄りも少し遅く買って少し遅く売ることになります。
この書籍が他の株式投資関連本とは違うところは「序章」にあります。今何が起きているのか、その大きな要因は何なのか。経済誌より分かりやすいです。それを踏まえて、「今買い向かうべきなのか」は自己責任ですが、明確な判断材料になることは間違いありません。
ちょっと期待外れだった点は「インフレ時代に狙う黄金株55」です。世界情勢を一つ一つひも解いていき、「これこれこういうことだからこれがお勧め」のように選ばれた銘柄に辿り着く道筋が知りたかったのですが、それはなく、いきなり厳選銘柄一覧で始まり、各銘柄の簡単な説明だけです。読んでも「なぜこれなんだろう」となります。
とりあえず、読み終えてすぐに1銘柄買ってみました。
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