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単なる煽りではない書籍「米国株なんて買うな!」

私も短い期間ながらも米国株投信や米国株個別銘柄を買ってきて最近の荒れ相場でそうかもしれないと感じるものがあったため、「米国株なんて買うな!」というなんとも刺激的なタイトルの書籍をポチしました。


米国株なんて買うな! インデックス投資も今はやめとけ! グローバル割安株投資 (著)日野秀規

株・債権・不動産などあらゆる金融商品を巻き込むバブルと言われている全部バブルの崩壊に対して、投資家が今取るべき行動とは?
第1章 「米国成長株投資は最高! 日本株は最悪」だったこの10年
第2章 米国経済と米国企業の「強さ」が、圧倒的な株価上昇につながった……その通説、ホントですか?
第3章 米国株・成長株が上昇した「本当のメカニズム」とは
第4章 米国株は「歴史上最大のバブル」だ!
第5章 米国株バブルに日本人投資家を巻き込む投資商品とは?
第6章 米国株バブルを避けて買うべき資産とは?
第7章 米国株の崩壊を見抜く方法とは?

リーマンショックで暴落した米国株を買い漁り、その後の急騰相場で大儲けした人たちが絶対に言わない禁句のオンパレードです。アベノミクス相場の序盤で日本株を買いまくって、コロナ相場で爆益を得た人たちも似たようなものです。儲けた人たちは「買うな」とは言いません。

2010年辺りから2021年春までに大儲けした人たちの株式投資ノウハウは「まあその時はそうだったかもしれないよね」と冷静に受け取り、決して真似してみようとは思わないことです。むちゃくちゃ安い時に大量に買っておけば、今の嵐にような相場の中でも含み益は莫大になっているはずで、2021年春に半分程度は利確していれば、相当な現金も持っているはずです。

ところが、「日本株は弱いので米国株が良い」とか「アメリカ最強だから全米株投資信託を買えばいい」という流れで2021年から全米株に資産を全力投入した人は、さてどうなっているのでしょうか。

という現状を冷静に解説しているのが、この「米国株なんて買うな! インデックス投資も今はやめとけ! グローバル割安株投資」です。

「米国株が良いっていう話だったので買ったけど含み損が大変なことになってる」とか「預金の代わりに全米株投資信託をがっつり買ってるけど大丈夫なのか」と不安になっている人がターゲットです。

それなりに日本株で練習して、さてそろそろ米国株に挑戦してみようかなという“株ゲーム”レベルの人は、この書籍を読んでおけば、大失敗を防ぐことができます。

書籍タイトルの「米国株なんて買うな!」「 インデックス投資も今はやめとけ!」は、あくまでも釣りであって、本当の意味は「ブームだからと言って安易に買うな」です。特に初心者向けマネー誌に掲載されている人気銘柄を「とりあえずこれを買っておくか」だと確実に損します。

長期投資本に必ず書かれている「米国株は右肩上がりだから問題ない」という話は超長期の話であって、リーマンショック後からの上げ基調は許容範囲だとしても、コロナショック最中の上げが異常なのです。つまり、完全なるバブル状態ですので、必ず適切な位置に戻されるのです。下がった時に「必ず適切な位置に戻る」という解説はいろんな書籍で見ましたが、上がった時も戻る(下げられる)という解説はそうそうあるものではありません。投資関連本は“買い推奨”だからです。

だったらどのような米国株を買えば良いのか。その点についてはこの書籍のキモですが、ざっくりと「銘柄選びは日本株と同じ」です。

投資に正解はないので、結局のところ「自己責任」でやってみるしかありません。

カテゴリ : 書籍など



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ミニベロおやじの写楽です。フォトマスター検定1級。健康マスター。ダイエット検定1級。食生活アドバイザー3級。QC3級。FP3級。色彩検定3級。情報処理技術者試験1種。購入したデジカメは50台、自転車は11台。ブロンプトンで日本一周を達成、ブルベのSR達成。最近はデミオDで遊んでいます。雨の日は映画三昧。アウトドアも始めました。

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