日本株については決算ラリー通過後に急騰した銘柄をいくつか売却しましたが、無理なトレードはせずに半分放置状態でした。その代わりに5月度は米国株に全力投球した一か月間でした。
5月度からは米国株も合算させて損益を計算していきます。
4月度は日本株、米国株とも損切していたのでマイナスで終わりましたが、5月度は日本株の複数の銘柄が急騰したことで、過去最高のプラスになりました。
損益の累積グラフです。荒れ相場ですが順調に利益を確保できています。「楽天銀行&楽天証券」ですので、実現損益も配当金も何も考えずに軍資金になります。
日本株の売却益と配当金の内訳です。
残念な決算だった「コニカミノルタ」は決算発表当日のPTSで売却して、数日掛けて買い戻しました。その他、急騰銘柄は即断売却、大幅に急落して戻した銘柄はやれやれ売りです。半年以上も大きな含み損を抱えていた「ヤマダHD」が大規模自社株買い発動でようやく手仕舞いできました。
実際に配当金が振り込まれると配当銘柄に切り替えて正解だったと実感できます。
米国株の売却益と配当金の内訳です。
3月に買った銘柄の下落が5月に入っても止まらず、ドル高の恩恵で円換算でプラスになっている内にビシバシと損切りしました。ドルベースだと348.64ドルのマイナス、円ベースだと24,481円のプラスという為替マジックです。
米国株は四半期ごとに配当金が振り込まれるので、少ない額ですが着実に資産が増えていきます。
現在保有している日本株の内訳です。「株価V字回復狙い!」をやめて、配当銘柄に切り替えています。基本的に配当銘柄が投げ売りされるときに買っていますが、投げ売りが止まらない銘柄が2つあるのが現在の悩みどころです。
全銘柄合算の配当利回りは4.68%ですので、このまま完全放置でも良いのですが、「何かしたい」という欲求で余分なことをしそうで怖いです。
4月、5月の入れ替えで気を付けたことは“バランス”です。業種を分散させるだけでなく比重にも気を付けました。
短期はベアとブルで遊んでいます。投げ売り期間は配当銘柄を買い増し、「もうお腹一杯!」になったらブルを買います。そして、上昇局面でブルを売ってベアを買っていき、そこそこ上昇していたら買いすぎた配当銘柄を売り減らしします。
全世界株とナスダックのETFも少し買っています。ブラックボックスのような投資信託は何もせずに完全放置しかありませんが、ETFは価格の上昇下降や分配金が明確です。
さて、5月の1か月、毎日寝不足になりながらもコツコツ買ってきた米国株です。少しですがETFもあります。最初は初心者らしく人気がある銘柄を買って失敗しました。その反省から四季報を参考に配当銘柄に切り替えました。
配当利回りランキングの上位のものから買っていくだけという超簡単な投資法です。米国株は1株ずつ買うことができるため、銘柄によっては1回のポチが1200円というものもあります。つまり、個別銘柄でもドルコスト平均法が通用します。
その日に何を買い増すのかも単純です。保有株の中の騰落率が一番悪いものを買い増しするだけです。あくまでも「今が米国株の底だろう」と予想しての買いでしたが、騰落率が良い感じになっています。
配当利回りは4.88%です。この配当利回りには今後も拘っていきます。(現時点の全銘柄合算の騰落率は+4.55%です)
こちらが全米株投資信託です。ようやく元本割れから脱出しましたが、こちらもドル高の恩恵です。(現時点の円換算での上昇率は3.8%)
米国株の配当利回りに拘る理由は「インデックスに勝てない」という定石に立ち向かうためです。
ゴールが20年後とか30年後なら「長期目的ならインデックス投資(全世界株投資信託)でいい」が最適解であることは間違いないのかもしれませんが、年明けの大幅な下落を体感してみると、大前提に改めて気が付きます。
つまり、投資信託というものは株価が上がっていくことが大前提なのです。数年前までなら全米株の投資信託を買うことは正解でした。それは昨年末までは米国株は上昇していたからです。大きく上昇していた要因は単純にハイテク銘柄に人気があったからです。そのハイテク銘柄の業績が伸びていかなければ、張りぼての株価となるため、正しい株価まで下げて、そのまま停滞します。
「ハイテク銘柄を排除した高配当銘柄でPFを作れば、インデクス投資に勝てるかもしれない」という実験みたいなものです。
日本株に関しては、6月は3月決算の配当金が振り込まれるため、無理なトレードはせずに静観です。米国株に関しては、投資信託につぎ込んだ203万円と同額になるまで買い増ししていきます。元本203万円が年末までにどのくらい増えるのかで勝敗が決まります。
カテゴリ : 月次報告
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