憶り人のポートフォリオ
株で憶り人になった事例 … 6名
投資信託で憶り人になった事例 … 2名
不動産で憶り人になった事例 … 2名
「不動産」投資は難易度が非常に高いため興味対象から省きます。
わざわざこのムック本を買った理由は「投資信託で憶り人になった」と書かれていたからです。普通の会社員がコツコツと投資信託で積み立てても10年や20年で「憶り人」になることは不可能です。しかし、「それは可能です」ということですので、「本当のところをどうなの?」という単なる確認のためです。
「ほったらかしのインデックス投資で夫婦で3億円達成!」
この事例の最大のポイントは「始めたのが2005年頃」「投資元本は夫婦で毎月70万円」です。グラフを見れば「なぜ憶り人になれたのか」は明白です。毎年840万円も投資信託に入れて、アベノミクス相場で資産がいっきに増えたということです。「もともと収入が非常に多い夫婦がベストなタイミングで積み立て投資信託を始めた」ということです。
「節約&毎月10万円投資信託で総資産1.8億円を達成!」
徹底的に節約して投資信託につぎ込み、アベノミクス相場でいっきに資産増加。増えた資産を使ってさらに資産を増やす。ということですので、投資信託だけで増やしたわけではありません。
よって、2例ともアベノミクス相場が無かったらどうなっていたのでしょうか。ただ、「投資元本は夫婦で毎月70万円」の事例なら何もしなくても10年ちょっとで1億円になりますね。
さて、株で憶り人になった事例ですが…
2000年からの数々の荒れ相場の中、信用取引全開で資産を増やした。これができた人がいたので「自分でもできる」と勘違いして、コロナ相場の中で戦って散っていく人が多いのかもしれません。
4名は「アベノミクス相場」が無かったらどうだったのか。資産がある程度増えるとそこからできることが増えますので、本人たちに実力があったとしても、やはり「アベノミクス相場」のおかげだったとしか思えません。
一番参考になるのは「リスクを最小限に抑え20年で総資産1億円を突破!」です。今の台風のような荒れ相場が収まるまでは、危うい勝負を避けてコツコツ作戦で資産を増やして、上昇相場の時にちょっと勝負してみるというスタンスを20年間というスパンで進めていけば「可能性はある」となりそうです。軍資金を年間150万円で20年間つぎ込めば原資は3000万円です。それを1憶円にしてみようという無理のない運用姿勢が平和です。
カテゴリ : 書籍など
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