新人類世代のオヤジ日記のトップに戻る

なぜその銘柄を買うのか「ピーター・リンチの株の法則」

書籍「伝説の7大投資家」を読んだ後にフィッシャー氏、リンチ氏、バフェット氏、グレアム氏の書籍を大量に購入しました。

200ページくらいの書籍なら平日の夜でもいっきに読み終えることができますが、購入した書籍はどれもサクサクっと読めるような書籍ではなく、読むには結構な気合が必要です。

バフェット氏に関する書籍が続いたので、今回はリンチ氏の書籍です。


ピーター・リンチの株の法則 (著)ピーター・リンチ (翻訳)平野誠一

「アマチュアでもプロに勝てる」をコンセプトに、投資の理論を中心に構成したのが1作目。本書はその前著に続く第二弾で新訳版として復活。新たに追加された箇所もあり、読者がもっとも興味のあった「ピーター・リンチがどのようにして、資産を増やしていったのか」という疑問に答える中身になっています!
本書で明かされていますが、ピーター・リンチは銘柄を選ぶときに、「どうしてこの株を買ったのか」というメモを必ず残していました。しかも、15000銘柄を売買するたびにです! 13年間の現役生活を終えて、これまでのメモをすべて洗い出し、1800万ドルを140億ドルに増やした「勝つための法則」を1冊に凝縮。
序章 それでも株を買わない?
第1章 聖アグネスの奇跡
第2章 週末の不安に負けない
第3章 投資信託では何を選ぶべきか
第4章 13年間で資産規模を777倍に育てる〈前期〉
第5章 13年間で資産規模を777倍に育てる〈中期〉
第6章 13年間で資産規模を777倍に育てる〈後期〉
第7章 銘柄選択とは、芸術、科学、地道な情報収集によるものである
第8章 小売株は、ショッピング・モールで探せ!
第9章 誰でも分かる外食株を買う基準を授けよう
第10章 不動産市場が急落したら、家具店や園芸店に目を向けろ
第11章 体験に勝る調査はない
第12章 荒野の七人
第13章 素晴らしき哉、S&L株!
第14章 上り調子で最も値上がりする循環株を選び抜け
第15章 公益株は長期の視点で判断しよう
第16章 政府資産のガレージセール
第17章 私のファニーメイ日誌
ピーター・リンチの25の黄金律

最近は「長期投資=インデックス投信」が確定事項になりつつありますが、インデックス投信の書籍に必ず登場するのがアクティブ投信です。そのアクティブファンドの中でも超優秀なファンド「フィデリティ・マゼランファンド」の中の人がピーター・リンチ氏です。リンチ氏のファンドマネージャー時代の回顧録がこの書籍です。

アクティブファンドの中身は個別銘柄の売買であり、ファンドマネージャーの能力次第で成績が大きく変わります。

「リンチは、1977年から1990年の間に平均29.2%の年間リターンを達成し、S&P 500株価指数を一貫して二倍以上のアウトパフォームを達成しマゼラン・ファンドを世界最高の投資信託ファンドに押し上げた。」

つまり、リンチ氏はインデックス投信に勝っていたというわけですが、その理由は何なのか。それをリンチ氏が事細かく丁寧に解説しているのが、この「ピーター・リンチの株の法則」です。

「1977年から1990年の間」という時代の話ですので、今のような「ネットで情報収集」「PCやスマホでポチポチ」ではなく、自分で実際に企業を訪問してIR担当者の話を聞いたり、リアルな生活の中で情報収集など、ファンドマネージャーの頭と体をフル活用させて銘柄を選んでいた時代です。売買にも手間がかかるため、短期ではなく長期です。

「ファンドマネージャーの能力次第」という時代ではなくなったことで、今はインデックスファンドが最適解となります。

ただし、この書籍で言いたいことはそこではなく…

アマチュアなら個別銘柄を自分で選ぶという楽しさを知ってほしいということです。「選ぶ」ためのノウハウは普遍的なものですので、長期的に保有するつもりで銘柄を選ぶなら、リンチ氏の手法は大いに参考になります。

「なぜその銘柄を買うのか」

明確な理由もなく「なんとなく」買ってしまった場合、たいてい失敗します。「買いポチ!!」の前にもう一回「なぜこれなのか」自問することが大切。

カテゴリ : 書籍など



※メールでの受け付けは取り止めました。質問、問合せなどはツイッターでお願いします。

ミニベロおやじの写楽です。フォトマスター検定1級。健康マスター。ダイエット検定1級。食生活アドバイザー3級。QC3級。FP3級。色彩検定3級。情報処理技術者試験1種。購入したデジカメは50台、自転車は11台。ブロンプトンで日本一周を達成、ブルベのSR達成。最近はデミオDで遊んでいます。雨の日は映画三昧。アウトドアも始めました。

検索

HOME | 超初心者が株を買ってみた | 書籍など