長期投資の最適解は「インデックス投資」かもしれませんが、他人任せではなく個別銘柄を自分で考え選んで買うのも「株」の楽しさです。
初心者向け書籍には「配当銘柄を買って放置して配当金を貰えばいい」と書かれています。暇を持て余したお金持ちの道楽で、ポチポチと株を買っていき、一度も売らなかった場合に「配当金を貰えばいい」となるのでしょうか。
今の株価で買ってこれからどうなるのかだと後だしジャンケンになって、確実に儲かるようなシミュレーションになってしまいます。そこで私が昨年の2月からポチポチ買ってきた履歴を集計してみました。もちろん実際は軍資金が少ないため買って、売っての繰り返しですが、仮に全て売らずに持ち続けたしたらというシミュレーションです。
まずは月別の購入額とそれらの現在の含み益です。
購入額は合計で59,291,760円になっています。含み益は幻ですが4月15日時点で974,637円です。含み益はプラス200万円の時もあればマイナス150万円の時もあるため、「配当銘柄を買って放置して配当金を貰えばいい」を貫いている人には無意味な数字です。
さて、購入した100銘柄の合計年間配当金ですが、意外にも多くて1,974,750円になります。配当利回り3.33%ですので、キャピタルゲイン狙いの銘柄が半数以上ある割には良い成績です。インカムゲイン狙いの銘柄だけにしておけば4.5%くらいにはなりそうです。
1年間の実績を見る限り、2月、3月、4月、9月に買うのをやめておけば、まあまあ安値で買うことができて「夢の配当金暮らし」が可能かもしれませんね。庶民には「軍資金6000万円」が非現実的ですので、やはり「配当銘柄を買って放置して配当金を貰えばいい」は既に豊富な軍資金を持っている人が対象になりそうです。
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