昨年の3月と9月でそれなりに経験しましたが、相変わらず権利跨ぎは難しいものです。とりあえず、昨年の9月は8月までの数多くの含み損をやれやれ売りして、持ち越しの総額を100万円以下にしたことで、10月からの新規買いを楽しめました。
しかし、権利跨ぎをした銘柄の中で10月に入って下落が止まらなかったものが3銘柄あります。そして、権利跨ぎを回避した銘柄でも「手仕舞いして正解」と「手仕舞いする必要はなかった」に分かれます。
それらを踏まえて追加した自分ルールは3つ
(1)9月の権利取り後に下落して買値を割った場合は3回のチャンスのどこかで手仕舞いする
・11月の四半期決算
・2月の四半期決算
・3月の権利取り
(2)権利最終日時点の含み益が半期配当の2倍以下の場合は手仕舞いする。または半分売る。
(3)長期配当銘柄以外で買値の+8%になっている場合は手仕舞いする
12月の権利取りの時は(2)と(3)を守りましたが、微妙でした。手仕舞いする必要があったのかどうかはあくまでも結果論ですので、少しでも不安があるのならその不安要素を排除すべきかもしれません。
さて、キャピタルゲイン狙いの中短期売買銘柄を逆張りで買い向かうと、だいたい8割くらいの期間は「含み損が酷い」となります。どこまで我慢するのかは上記の(1)のルールを当てはめます。軍資金を倍増したので、短期間で損切りせずに半年程度は待つ余裕があります。
最初に用意した400万円は中短期売買銘柄、増やした分の600万円分は長期配当銘柄を買うことにして、銘柄の入れ替えを進めて、いざ、3月の権利取りです。
中短期売買銘柄、長期配当銘柄という区分けをせずに機械的に上記の(1)(2)(3)を守れば良かったのですが、権利取りに向けてあまりにも株価が上昇していたこともあって、「無理に手仕舞いする必要ないかぁ」という気楽に株価の推移を眺めていたのですが…
3月の権利跨ぎをしたのは28銘柄です。
3月29日時点で、3月の権利銘柄だけで含み益は457,487円あったことが分かります。
そして予定配当金は145,700円です。
あれこれ銘柄を入れ替えて、来年の3月までに年間配当を40万円にすることが株ゲームの最初のゴールです。
「無理に手仕舞いする必要ないかぁ」は全てに適用すべきではなかったのですが、中途半端に悩んで「ニプロ」を100株売って200株残り、「ヤマダHD」を200株売って1000株残り、「愛眼」を300株売って200残りという自分でもよくわからない状態で権利跨ぎ。
自分ルールを守れば「トヨタ紡織」「中央発條」「トリニティ工業」「イーグル工業」「ＳＵＢＡＲＵ」「豊田合成」「ニプロ」「ソフトバンク」「ヤマダHD」「愛眼」が手仕舞い銘柄になります。空売りがない「トリニティ工業」は暴落することがないので除外。「ソフトバンク」は配当銘柄の定番中の定番ですので下落すれば買い支える人が多いので除外。
さて、権利跨ぎをしたことで含み益がどうなったのか。
3月30日 274,117円
3月31日 213,367円
4月1日 208,217円
予定配当金は145,700円ですが、権利落ち日に183,370円減ります。その翌日にもう一段階大幅に落ちて、翌々日も少し下げます。昨年のパターンでくるなら、ここでいったん落ち着いて、「まあこの程度ならいいか」となるはずです。
ところが、米株の動きに合わせて週明けからドコドコと売られました。特にクルマ銘柄が悲惨な状態になっています。
4月8日には含み益が-50,493です。3月29日の含み益は457,487円ですので、50万円消えました。まさに「含み益は幻です」状態です。
さらに3月権利銘柄以外も下げられているため、含み損はもっと多いです。実はやめておけばいいのに下落局面でナンピン買いをして、酷さを加速させてしまいました。
3月29日に「トヨタ紡織」「中央発條」「イーグル工業」「ＳＵＢＡＲＵ」「豊田合成」「ニプロ」「ヤマダHD」「愛眼」を手仕舞いした場合は、3月29日の損切りで-25,560円、予定配当金は103,700に減少、4月8日の含み益は175,567です。
自分ルールを守らなったために
145,700 – 50,493 = 95,207円
自分ルールを守っていれば
103,700 – 25,560 + 175,567 = 253,707円
配当金を少し諦め、僅かな損切りで済ませておけば、大幅に下落した後でも「まだ大丈夫」の範疇だったかもしれません。
4月8日になってようやく悶々としながら「豊田合成 300株」「愛眼 100株」「イーグル工業 200株」を売却。98540円の損切りでしたが、優良な配当銘柄に切り替えることにしました。
中途半端な思い込みを捨てて、経験から作った自分ルールを守ることが重要だった。という大反省。
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