四季報で全銘柄をチェックして今後の1年間で買う予定銘柄をピックアップしました。その数は23です。しかし、最安値で買えたとしても350万円ほど必要になり、今の相場だと400万円を軽く超えます。ここから先の取捨選択の基準作りも難しいため、さてどうしたものか。
ということで、「会社四季報プロ500」の出番です。先にこれを見てしまうと妙なフィルターが掛かって、自分で銘柄を探すという労力を省いてしまい、結果的に株価が下落した時に後悔するのです。「自分で選んだ銘柄なんだから」と納得させるためには、「まずは四季報で」は必須です。
会社四季報別冊「会社四季報プロ500」 2022年春号
まずは今まで買ってきた96銘柄がプロ目線で検討の余地があるのかチェック。プロ厳選500銘柄に含まれるのは32銘柄でした。打率に例えれば3割3分3厘。良いのかどうか分かりません。5割くらいあるかと思っていただけに。
今後の数年間のキャピタルゲイン狙いなら話題性が優先されるので、数多くの雑誌なり書籍を読み漁る必要がありますが、あくまでも定期預金替わりの配当金目当て(インカムゲイン狙い)なら「高配当銘柄リスト」に掲載されている銘柄を買っておけば良いです。安く買って放置です。買値より下落したら買い増して、戻った時に売り減らししていけば、平均取得単価を下げながら配当金を貰えます。
「本命銘柄50」は四季報の2倍の面積を使って詳しく解説。「どれを買ったら良いのかさっぱり分からない」という初心者ならここから選べばいいです。直近で急上昇した銘柄を省けばどれを買っても同じです。ただし、配当銘柄と同様に、下落時に買い増しできるだけの軍資金を残しておく必要はあります。
「期待銘柄200」は四季報と同じ面積ですが、こちらはチャートで買い時を解説しています。よって実際に買うなら「会社四季報プロ500」は必須です。
残りの銘柄250はダイジェストですので、資料としてはあまり役に立ちません。つまり本家「四季報」も必要になるのです。
「四季報」を眺めて選んだ銘柄数は23。「会社四季報プロ500」でフィルタリングして残った銘柄数は8です。「株主手帳」を参考に追加した銘柄数は5です。合わせて13。
13銘柄を「この株価なら買ってもいいかな」で刺したとすると150万円。今の相場なら200万円ですので、現在大量に抱えている手仕舞い予定銘柄をどこかで売却すれば、トレードが成立できます。
カテゴリ : 書籍など
タグ :