四季報で銘柄を探すにあたり、あれこれ書籍を読んで自分なりの選択基準を作っています。「これは!」と思えた銘柄をiSPEEDの「お気に入り」に登録しておいて、買い時を待ってから買う場合は、結構良い感じでアタリになります。
待ちきれずに急いで買ってしまったとか、買うのが遅かったという場合は当然ながら株価下落のパターンもありますが、それはあくまでも買うタイミングを間違えただけで、銘柄選びが失敗したというわけではありません。
失敗レベルは、四季報でチェックするのは3か月に1回ですので、チェック後の2か月目とか3か月目に、「お気に入り」に存在しない銘柄を株価下落時に買いのチャンスだと“なんとなく”買ってしまった銘柄です。かなりの確率でハズレます。
ということで、なんとなく勢いで買ってしまうことをいかに我慢するのかが重要になってきました。
さて、四季報のチェックですが、前回よりも時間を要して今回は8時間掛かりました。集中力が切れて休憩が多いからだと思いますが…
チェックの途中で銘柄探しに何か参考になりそうな書籍はないものかとポチした書籍が届きました。チェック作業が全て完了後に届いたため、さらなるチェック作業が発生します。
会社四季報の達人が教える 誰も知らない超優良企業 (著)渡部清二
一見したところ難しい情報ばかり載っていそうに思われる約2000ページの大著『会社四季報』。しかし、この「6か所」を見るだけで、どんな人でも、これから株価がぐんぐん上がる優良企業を探すことができる。約25年にわたり『会社四季報』を完全読破してきた達人が教える、優良企業を見つける超簡単なメソッド!
序章 会社四季報の「ココ」を読めば、有望企業がわかる
第1章 中小型成長株―会社四季報の達人が教える、大きく成長する会社の見つけ方
第2章 業績回復株―会社四季報の達人が教える、「V字回復企業」の見つけ方
第3章 優良株―会社四季報の達人が教える、「オンリーワン企業」の見つけ方
第4章 バリュー株―会社四季報の達人が教える、相場の起爆剤になる会社の見つけ方
第5章 老舗株―会社四季報の達人が教える、永続的に成長する会社の見つけ方
書籍の帯に書かれている「株価が10倍・100倍になる会社が見つかる!」は単なる釣りです。売れ筋の初心者向け投資本に使われているキャッチですので、とりあえず帯に書いてみたという扱いで、書籍の内容はあくまでも、成長株を買うなら四季報のどこを見るべきか、何を重要視すべきかという解説です。
有望企業(株価が上がる銘柄)を5つに分類
・中小型成長株
・業績回復株
・優良株
・バリュー株
・老舗株
これらは重要視する項目が違うため、自分がどれをターゲットにしているのか明確にする必要があります。
初心者向け投資本でよくある10倍株ネタは100%「中小型成長株」です。年明けから暴落したマザーズ銘柄が該当するので、高騰するかもしれないけど暴落するかもしれない銘柄です。「中小型成長株」こそ念入りな企業分析が必要で、誰かのお勧めとか皆が買っているからという理由で買ってはダメです。ここは四季報だけでは判断できないと思います。
私の場合はキャピタルゲイン狙いで「業績回復株」を探します。そしてインカムゲイン狙いで「優良株」と「バリュー株」を探します。インカムゲイン狙いなら株価はそれほど上昇してくれなくても良いです。大幅な下落だけは避けたいので、業績の推移は要チェックです。
自分なりの選択基準で、新規候補が23銘柄、買い増しor買いなおし候補が18銘柄を「お気に入り」しましたが、この書籍によるともう少し選択基準を厳しくした方が良いのかもしれません。
ということで、四季報をチェックして銘柄を探すなら「会社四季報の達人が教える 誰も知らない超優良企業」を参考にすることをお勧めします。
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