そろそろ四季報が届く時期になりました。四季報が届いて最初にチェックすることは今まで買ってきた銘柄の業績確認です。そして、休日に全銘柄を確認します。
大量に投資関連本を読んだことで要チェックポイントは分かりますが、あくまでも「ここを要チェック!」レベルです。そこで、「決算書とは何なのか」を中学生でも分かるくらいに優しく解説している書籍をポチしました。
会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方 (著)大手町のランダムウォーカー
0.introduction:決算書の全体像って?
1.貸借対照表(B/S)ってどんなもの?
2.損益計算書(P/L)ってどんなもの?
3.キャッシュ・フロー計算書(C/S)ってどんなもの?
4.B/S+P/Lの複合問題に挑め!
このジャンルは昔から苦手にしている私ですが、苦手にしている理由は私が「何かに置き換えて理解するタイプ」だからです。
一時にマイブームだった「資格検定ゲーム」の戦歴です。「勉強時間は10時間まで」という縛りでどのくらい資格検定に合格できるのかという自分ルールのゲームです。
簡単なはずの「日商簿記検定3級」に負けました。勉強していても「これは具体的にどういうことなんだろうかとイメージできないことが多かったです。
よって、いまだに「B/S」「P/L」「C/S」を眺めると頭が痛くなってきます。しかし、業績重視で銘柄を選ぶなら決算書チェックが必須です。
「世界一楽しい決算書」が他の専門書と違う点は、具体的な実際の企業の決算書を使って「これはこういうことです」を同業他社と比較して解説している点です。
決算書そのものの解説というよりも、「この企業の株を買っていいのか」という判断に必要な知識を得ることができ、「C/S」の解説を読めば「ここはやばい」が分かるようになります。「見た目に騙されて買ってしまい、そのあと業績悪化が表に出てきて株価が暴落」というハズレを引くことを回避できます。
「決算書を見てもさっぱり分からん」という人向けの書籍ですので、「業績が良さそうな企業の株を買ってみよう」という株ゲーム初心者にお勧めです。
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