初心者向けマネー誌には日本株の成長は望めないので米株を買いましょうと煽り記事が多いです。それを読んで買い始めた人も多いかもしれません。しかし、日本株なら「知ってる業界」とか「なじみがある企業」とか「有名な企業」の業績などで判断して売買できますが、米株だと「良くわからんので初心者向けマネー誌に載っているやつでいいかポチ」になってしまいそうです。
「分からないこと」に手を出すことが最大の失敗要因になるので、米株に関しては個別銘柄ではなく投資信託にしました。どこのどれにするのかは、迷うことなく「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))」です。これは楽天縛りでやった方が簡単だからです。
1回当たりのポチは10万円と決めて米株投信を始めました。
2021年7月 30万円
2021年8月 10万円
2021年9月 50万円 ※下落時に買い増し
2021年10月 10万円
2021年11月 50万円 ※下落時に買い増し
2021年12月 10万円
2022年1月 17万円
「米株買っておけば良いんだよ」に嘘はなく買い始めた時期は日に日にプラスになっていき、日本株の損失を米株投信でカバーできる!!と喜んでいたのですが、9月には元本割れしました。そこで下落した時に多めに買って、その後はすぐにプラスになり、11月の下落時も多めに買ったことで「まあこれで放置で大丈夫だろう」と油断していると…
なんと、年明けから米株の下落が止まりません。「今年は1回あたり1万円で週に3回ポチする」と決めていたので、下落している中でもポチポチしていきました。「そのうち反転する」はやってこず、ついに元本割れ、さらにマイナスが増えています。「来月になれば落ち着くはず」と今週は「5万円、5万円、3万円ポチ」と増やしました。例の「利上げ」で株価は下落していますが、長期的に見れば誤差の範囲だと開き直って、ここは乗り切るしかありませんが、精神的には良くないです。
「とりあえず、大嵐の相場で個別銘柄を買っていなくて良かった」と不幸中の幸いと思うしかありません。
さて、日本株ですが、1月後半から急激に下がっています。「日本株がダメなら米株を買う。米株がダメなら日本株を買う」はどこに行ったのか「とにかく全て売る」という雰囲気なのでしょうか。それに便乗した売り攻撃が酷くて、日本株はボロボロです。
久しぶりに含み益がマイナスになっています。含み益は幻ですので、1月中旬に全て売却していたら当然ながら実現損益が大幅に増えていたわけですが、配当目的とか優待目的で買っている銘柄まで売却できません。実は長期目的の銘柄の含み益は大きくプラスになっていて、手仕舞いしたい銘柄が大きくマイナスになっていたので「全て売却」という決断はできませんでした。
実現損益と含み益を合算させることで、「含み益のマイナスが酷い」をなんとか乗り切ることができます。過去に3回、含み損が爆増しましたが、合算して考えれば「まだ大丈夫」と投げ出さずに済みました。
ところで最初に買った16銘柄を持ち続けていたらどうだったのか。
「200万円前後で株ゲームをやってみよう」と始めました。仮に初心者向けマネー誌通りに「買った銘柄は売らない」をしていたとすると…
最初の「毎日が楽しい」期間はあっという間に終わって、4月中旬以降はプラスに転じることがなく、「なんじゃこりゃ~」の日々になっていたと思います。200万円ちょっとの軍資金で含み損が32万円超では「株なんてやるんじゃなかった」となっていたはずです。
ところで、途中から「あれ?なんか変だな」と自分なりに考えて銘柄のトレードを繰り返してきました。
日経平均の動きと照らし合わせると、最初に買った16銘柄の動きと結構違います。特に日経平均が爆上げとか爆下げと連動しません。この辺はいろいろ買ってみると分かるのですが、「買ったまま放置」だとこのまま永遠に含み損を抱えていたことになります。
さて、年明けから続く嵐相場はいつになったら落ち着くのでしょうか。
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