株ゲームを始めて11か月経ちます。短い期間ですが、いろいろありすぎて精神的には疲労困憊です。
同僚曰く「簡単に儲かった」という2020年の4月から2021年3月までなら、誰でも難しいことを考えなくても簡単に儲けることができたかもしれません。ところが2021年4月からは初心者には毎日が「なんじゃこりゃ~」の連続です。
初心者向けのマネー誌を信じて売買している人は、たぶんですが大損していると思います。結局のところ「どう判断するのか」は自分です。誰かの意見は参考程度に留めておいて信用などしてはダメです。
未だに毎度毎度同じように迷うのが“やれやれ売り”です。要するに「現物取引&逆張り」だと下落局面で買い向かうため、どうしても最初は含み損が発生します。どこまでナンピン買いするのかは、銘柄や情勢によりますが、ある程度は自分ルールを守っています。そのルールを守ることで「致命的な損失」を防ぐことができても、「含み損が減らない!」と悶々と過ごす日々が結構多いです。株価が戻ってきて、ようやくプラマイゼロで売却できるタイミングが“やれやれ売り”となりますが…
“やれやれ売り”をしておいて良かった。“やれやれ売り”をしなければもっと利益になったのに残念。どちらに転ぶのかはあくまでも結果論ですので、その時どのように判断すれば良いのかは未だに迷います。株取引のベテランorプロの人たちの書籍を読むと、“やれやれ売り”に関して全否定しています。なぜならば、もともと“やれやれ売り”になるような状況にしない前提にあるからです。買いの予想が外れてマイナスになれば最速で損切が鉄則ですので、大きな含み損はあり得ないということです。外れたらさっさと売って違う銘柄で勝負して当たれば、想定している利益を確保できるまで売らない。順張りならそうかもしれません。
さて、私の最近の“やれやれ売り”のパターンです。
九州電力
840から850のレンジ幅でしたので840で買ったところ決算跨ぎで大失敗。ナンピン買いで少し下げてぐっと我慢。840から850で全て売却して、我慢した割には利益は極わずか。その後も上昇していき「売らなければ良かった」と後悔するパターンですが、相変わらずこの銘柄は突き抜けることがなく850から860辺りをウロウロしています。とりあえず売っていなくても含み益は僅かですので、手仕舞いは正解だったかもしれません。
川崎重工業
アメリカで起きた事故を理由に投げられたタイミングで購入しました。川崎重工業に責任は無いだろうと予想して買いましたが、なかなか戻らず。ナンピン買いで取得単価を下げておいて、決算前に少し上昇した時に減らしました。ところが決算跨ぎでシャレにならないほどの大暴落でした。僅か200株で8万円以上のマイナスになっていました。買値に戻ったところで減らしましたが、その後も順調に株価は上昇。手仕舞いしなくて良かったパターンです。
名古屋銀行
一番難しかった銘柄です。過去の売買のレンジから決算前に購入しましたが、好決算なのに下落していき、その下落がどこまでも続きました。突然、自社株買いが発動されましたが、買う量が少なすぎて反応鈍く株価が戻りません。配当金貰いながらこのまま放置かと諦めのタイミングで、中京銀行と愛知銀行の合併話が出てきて、つられて名古屋銀行の株価も急上昇。とりあえず、買値に戻った時点で200株売却。その少し上で100株売却。最後に過去のレンジを目安に手仕舞い。これこそある程度の利益を確保しての“やれやれ売り”だと満足していたのですが、なぜか株価の上昇が止まらず、最後は3000円オーバーです。“やれやれ売り”をしていなかったら400株で24万円以上の利益になっていましたが、これも結果論です。
名古屋鉄道
過去に何度も苦しんだこの銘柄に手を出したのは後悔しかありません。なぜか「今度こそ」と立ち向かいたくなる銘柄があるのですが不思議です。地元の鉄道ですので、緊急事態宣言中とは違って、すでにコロナ前に戻っているような乗車率です。よって、業績も大幅に戻ってくるはずですが、株価には反映されません。年明けにようやく買値に戻ったので100株売却。すぐに低迷、再び戻ったので100株売却、なぜか再び少し下げて低迷中です。この銘柄こそ、“やれやれ売り”を強行するしかないのでしょうか。
ビックカメラ
この銘柄も頭が痛いです。アフターコロナ銘柄だとは思うのですが、コロナ禍が収まらないが理由とは思えないほど、業績が低迷しています。ライバルのシュッピンと株価が逆転されてからは、元の株価に戻る気配が全くありません。先日の決算も悪るすぎて通常なら暴落するところを自社株買い発動でなんとか食い止めましたが、食い止めたレベルで高騰しません。ナンピン買いした平均取得単価まで戻ったタイミングで100株売却しましたが、予想通り翌日には下落しています。
三菱地所
ここは単純に買うタイミングが早かったようです。買った直後に下落して上がりも下がりもしません。一瞬だけ買値に戻った時にプラマイゼロで100株減らしました。
神戸製鋼所
ここは長期目的で買いましたが、材料費高騰で業績悪化のため下落しました。買値に戻ったら手仕舞いの予定でしたが、あとから買った日本製鉄の上昇が止まらず、それにつられて神戸製鋼所も上昇していき、あっという間に630を超えました。これなら長期目的で良いかと油断した途端に、どこかの証券会社が評価を下げたことで再び-12%超の暴落です。200株しか持っていないので再び放置です。
やれやれ売りした方が良い銘柄、欲張らずにそこそこの利益で売った方が良い銘柄、売りの判断は相変わらず難しいです。
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