大量に買って山積みしてある書籍を少しずつ消化させていますが、読む前にさらにポチするので、山が高くなる一方です。読み始めても30分くらいでギブアップする割合が結構高く、結局最後までいっき読み出来るのは投資とか経済の書籍ばかりです。
初心者向けマネー誌「Zai」で連載されている「マンガ 恋する株式相場!」が単行本になっていたので、ポチしました。連載のVol.1からVol.33まで掲載されているので約3年分になります。
マンガ 恋する株式相場
一番売れてるマネー誌ZAiのNo.1人気連載が待望の単行本化!
大人気「女子高生株塾」シリーズを手掛けたホイチョイの投資マンガが再び登場。
これを読めば知識ゼロでも投資の「リアル」がまるわかり!
欲望に忠実なオトナたちの恋愛模様と投資の極意を織り交ぜた、新感覚の投資入門マンガ。
「株は美人コンテストだ」を分かりやすく解説。実は初心者が最初に躓く事柄です。「自分が良いと思う銘柄ではなく、大勢の人が良いと思う銘柄はどれなのか」ということですが、案外難しいです。
日曜日の情報番組「そこまで言って委員会」でも取りあげていた「プロスペクト理論」。単なる算数で済む話なら誰でも正解に辿り着きますが、しょせん人間は感情に流されるものです。感情を捨てることが重要。
“仕手株”のカラクリを分かりやすく解説。“仕手株”ぽい動きをする銘柄を見てみると、まあだいたいこんな感じかなと想像できますが、その想像していたことを完全にマンガにしてくれています。SNSで教祖様が推奨銘柄をつぶやいている時は、それが“仕手株”である可能性が高いので、初心者は近づいてはダメです。
“空売り”の仕組みと怖さ。“二階建て”は短期間で一攫千金を狙う人たちの方法です。投資ではなく博打みたいなものですので、普通の人は手出し無用です。
四半期決算の時の「なんでだ!!」とブチ切れ現象の裏のあるカラクリです。これを見ると決算跨ぎは怖いので手仕舞いするのが平和だと思えます。
ここは銘柄選びの基本中の基本を解説していますが、中途半端に分析すると失敗するので、シミュレーション売買を何度かやって、自分の分析が正しいのか採点してから取り組んだ方が良いかもしれません。
「マンガで分かる〇〇〇」とは違ってそれなりに登場人物の役割があるので、読み物としても楽しめます。とりあえず株を始めたけど、優待目的で適当に買うのではなく、もう少し自分が納得いくような売買をしていきたいと思うようになった株1年生には最適な1冊です。
「ダイヤモンドZAi 22年1月号」でVol.62になっているので、単行本の第二巻の発売は来年の夏すぎでしょうか。
カテゴリ : 書籍など
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