四半期決算で好業績を発表しても叩き売られる銘柄が数多くあります。そこで、事前に下げられていた銘柄なら決算発表後に上がるか現状維持だろうかと、ポチポチ大量に買ったわけですが、なぜか事前に下げられていてもさらに叩き売られました。いわゆる“織り込み済み”は当てにならないものです。
で、結局のところ専門家の分析だとどうなの?ということで週刊ダイヤモンドの2021年12/11号を購入。もちろん、特集記事「決算書100本ノック」が目当てです。
週刊ダイヤモンド 最新号:2021年12/11号 (発売日2021年12月06日)
最新! 超楽チン理解
決算書100本ノック!2022年版
Part 1 決算書を理解する!
PL どれくらい売ってもうけたか 損益計算書
BS どうおカネを集め何に使ったか 貸借対照表
CF 本当のおカネの流れを示す キャッシュフロー計算書
Part 2 2022年版 決算最速反映! 決算書100本ノック!
財務諸表は視界不良の世界の羅針盤! 最新決算事例で易しく理解!
ANA・JAL 2期連続の大赤字で直面する ANA「財務3大恐怖」の連鎖
楽天グループ 携帯赤字で急浮上する三つの資金繰り策 生煮えの楽天銀行IPOに頼る理由
損害保険(MS&AD) 「人件費・代理店手数料」を独自試算! 海外大手と戦える水準が判明
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みずほ システム障害8回も純利益8割増 子会社株売却の「カラクリ」
スルガ銀行 アパマンの“自己資本毀損”危険度は? 融資「帳消しリスク」を大試算
セブン&アイ 北米の「ガソリン価格」が命運握る? 巨額買収の「脱炭素」リスク
イオン ウォルマートとのIT投資格差は歴然 EC売上高「5年で14倍」は大風呂敷?
百貨店 コロナ後でも苦しい理由を独自試算! 百貨店2割増収でも低利益
カプコン カプコン8期連続増益を支える 低開発費と旧作販売術
ビール 次の一手、「時期とジャンル」を分析 ビール2強のM&Aが凪
武田薬品工業 武田薬品が「PBR1倍割れ」の屈辱 6兆円買収のブーメラン直撃 大手製薬独り負けの末路
大和ハウス工業 不動産業で攻め切れない股裂きの苦悩 三井不との「借金格差」鮮明
全農とホクレン 三菱商事を凌ぐ北海道・ホクレンの配当力で 広がるJA全農との経営格差
JR4社 55歳以上社員が大量退職 5年後の人件費格差を初試算
日産自動車 トヨタと明暗分ける「値引き」裏事情 1兆円減収でも利益増の「謎」
私が買ったことがある銘柄がいくつもあります。今も保有している銘柄は特に気になります。
特集記事前半の「決算書を理解する」は基本的な簿記の知識です。これ未だに私は苦手です。馴染みが無いというか、現実味がないというか、イメージできなというか、とにかくイライラしてくるのです。簡単なはずの簿記検定3級ですら、独学10時間で気楽に受けて、見事に撃沈され、「まあいいや」と再受験していません。FP3級の方が馴染みある項目が多かったので簡単に感じました、FP3級も勉強時間は10時間です。
さて、興味が無いものは読み飛ばして、各企業の分析記事です。
ANAとJALに関しては、よくこの状態で存続できているのか不思議ですが、帳簿上のマジックがいろいろとあるみたいです。簿記を知っている人なら「そんなの当たり前」なのかもしれません。正直言って「株主優待目的で、もう1回買ってみようかな」とは思えません。
システム障害が収まらない「みずほ銀行」ですが、配当金が良いので、長期目的で買いました。ここも数字上の利益を出すためにいろいろとやったみたいです。
「アサヒ vs キリン」は定番ネタかもしれません。記事からは攻めのアサヒ、守りのキリンと読み取れますが、とりあえず長期目的ならキリンで良いかなと、キリンの株を売却せずに持っています。
すぐに株価は戻るだろうと買った「武田薬品」ですが、さらに1段落ちてからなかなか戻ってきません。某掲示板であれこれ言われてきたことはこれだったようです。
この状況下で、なぜ日産が利益を出すことができたのか。そのカラクリが分かると、コロナが収まった後はどうなるんだろうと心配になります。
ということで、記事に書かれていることだけで判断していては、正直って何も買うことができません。多かれ少なかれ全ての企業が似たようなものでしょうから。
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