実際に株ゲームをやってみると少ない軍資金で利益を出すなら短期での売買が必須です。「株価を気にせずに買っておいて、半年とか1年後に配当を貰えば良い」だと株ゲームにはなりません。株価が下落せずに配当を貰えれば、銀行に預けておくよりは金利が良い定期預金代わりにはなりますが、今の相場だと株価が下落しないという保証などどこにもありません。
といっても短期売買というのは目先の利益を求めるため、資産としてはどうなんだろうと思うことが多いです。
10月に「かんぽ生命」を解約して、それを軍資金とした配当金や株主優待を目的に長期保有銘柄を少しづつ買っています。もちろん買うタイミングは短期売買と同じです。ただ、買う銘柄が違うだけです。
さて、長期保有銘柄のうち配当金目当てなら商社や銀行がターゲットになります。もっとも適している銘柄は「三菱UFJFG」ですが、安値で買えた時に目先の利益欲しさで早々と売却してしまいました。そこからさらに上昇しているため、今は買うタイミングではありません。
株価が2000円を超えると下落時のダメージが大きいため、1500円以下の銘柄にしておきたい。そこで、ターゲットロックオンしたのが「みずほ銀行」ですが…
指値で買付入れておきましたがなかなか刺さらず、ようやく刺さったと思ったら、なんとそこからいっきに下落。その日は終わりに掛けて少し戻したので、許容範囲のマイナスです。
「みずほFG」の株を買った日に届いた雑誌。
週刊東洋経済 2021年10/23号 みずほ 解けない呪縛
今年に入って8回ものシステム障害を引き起こしたみずほ銀行。その根底には興銀、富士、第一勧業の3行統合から20年にわたって抱え続ける、組織的な病理がありました。「内ゲバ」に足を取られた結果、メガバンク間の競争に出遅れ、背後にはりそな銀行が迫ります。
上場企業を対象にした本誌の「メインバンク満足度」調査ではみずほへの不満が突出。巨大金融グループの惨状をガバナンス、営業などあらゆる面から総ざらいし、その将来像を占います。
【特集】みずほ 解けない呪縛
Part1 連鎖
Part2 呪縛
Part3 宿痾
Part4 不信
特集記事を読めば読むほど「ここ大丈夫なんだろうか」と不安になってくる記事のオンパレードです。つぶれることは無いと思いますが、勢いで買い増しする勇気はありません。とりあえず様子見の100株は売却せずに持っておきます。配当金は100株で7500円あるなら、配当率は悪くありません。
株価は素直なもので「みずほFG」だけ上昇していませんね。ただ、あれだけ問題を起こしても下落していないということは、落ち着けば上昇する可能性は高そうです。
「落ちない」を見極めるのは難しそうですが、「大丈夫かもしれない」と思えたあと、どこかのタイミングで買い増し予定です。1銘柄50万円までという自分ルールがあるので、保有するのは400株が上限ですが。
カテゴリ : 書籍など
タグ :