「月曜から夜ふかし」で有名になった桐谷さんの株入門本です。
ジョットコースターのような桐谷さんの株人生。株で儲けるための信用取引をやってきたことが要因です。リーマンショックで資産が3憶円から5000万円まで大きく減った時に、大きく方針転換して、“配当&優待”生活に切り替えたようです。講演活動などの収入もあるため、ガツガツと株の売買をやる必要はないようです。
多少なりとも演出はありそうですが、その優待生活を面白おかしく「月曜から夜ふかし」で取り上げられたことで、いっきに世間に知られる存在に。
肝心の株に関する説明は桐谷さんの取り組み姿勢ですが、「ちょっと株をやってみようかな」とか「日々の株価の上げ下げに一喜一憂するのは疲れた」という人には参考になります。
含み損がちょっと出たくらいじゃ売らないのがルール
「ただ、これは余剰資金で投資しているからできること。塩漬けの会社が数社出ても生活に支障がない人向けです。資金に余裕がない人が資金効率を上げるために損切りすることはやむを得ないでしょう。」
毎日利益を出すまでいかなくても毎月必ずある程度の儲けを出す必要がある人はこの書籍のターゲットではありません。
私が現物取引でいろいろ試してみて行きついた先にあったことは、桐谷さんの方法とほぼ同じでした。よって、桐谷さんの株入門本が半年前に発売されていたら苦労することはなかったかもしれませんが、その苦労そのものが株ゲームの面白いところですので、自分なりに答えを探すのが好きな人なら株ゲームで疲れてから読むことをお勧めします。
この書籍の目玉は桐谷さんの面白エピソードです。「月曜から夜ふかし」で見ることができる“面白い人”そのものです。
実際に株を買わなくても、桐谷さんに興味があれば読んでみると良いかもしれません。
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