株の売買に関して、ようやく役に立ちそうな書籍に巡り合えました。
2021年版 株の稼ぎ技 短期売買 222
株式投資における短期売買で効率よく稼げるようになるためのテクニックを集めた本書は、「株の稼ぎ技」シリーズの1冊として、より株式投資における短期売買に特化したテクニック本です。1億を超え、成功している個人投資家が使うテクニカルや株価動向の見方はもちろん、彼らのの経験則、市場の読み方、得する方法、または株式相場の動向を常に見てきたすご腕のアナリストたちの情報の見方や収集の仕方など、短期間の取引で資産向上という結果を出すためのあらゆるテクニックを掲載しています。
目次
Section.1 相場・外部要因
Section.2 投資家の経験
Section.3 チャート・テクニカル
Section.4 制度・情報収集
Section.5 投資家の考え方
他の書籍同様に現物取引に拘る場合は「売買のタイミングを具体的なチャートを使って解説」部分は、じっくり読まない方が良いです。ただし、“逆張り”に関して他の書籍みたいに全否定しているわけではないため、信用取引or現物取引のどちらに有効なのかを自分で判断できる場合は参考になります。その判断ができれば、現物取引で失敗する確率を減らすことができます。
この書籍で参考になる箇所は「Section.3 チャート・テクニカル」以外です。つまり、222項目の中で参考になる項目が多いということです。
3月前半までの「なんでも買っておけば儲かった」なら適当に買って上昇した時に早めに売却しておけば、本など読まなくても誰でも儲かったはずです。波乱の5月が終わって6月になっても落ち着かず、ようやく7月からは正常運転かと思えば、相変わらず訳が分からない相場です。初心者が中途半端なテクニカルで勝負などすれば確実に大損します。
「再び日経平均が3万円になることはない」という前提ならば、それ相応の方針が決まりますが、むやみに突き進む前に、投資家の考え方とか心構えを知っておくことは大切です。
逆張りの解説はこちらが詳しいです。
【逆張り買い】航空株に希望は?「麦わら帽子は冬に買え」の意味
相場格言のなかで、逆張り的な投資姿勢の大切さを説く言葉のひとつが「人の行く裏に道あり花の山」です。現代訳すれば「きれいな花を求めて山に行くのなら、誰も行かない裏道を行ったほうがよい」といった意味です。
この格言の本質は、「投資の世界では他人と同じ売買を行っている限り、利益は得にくい。むしろ、他人と逆の行動をとることが大事」という教訓です。逆張り的な発想を説く同様の格言には「麦わら帽子は冬に買え」(季節外れには安く買える)、 「幽霊と相場は寂しいほうに出る」(人気がない銘柄や市場にチャンスがある)もあります。
現物取引に拘って短期売買するなら、逆張りしかありえないと私は考えています。
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