例年なら岩津天満宮の梅もそろそろ開花の時期ですが、まだまだ寒い日が続いているため、見ごろはもう少し先でしょうか。会社で写真撮影の講習会を頼まれ、具体的な事例写真が必要になったので、それを兼ねて岩津天満宮の梅園の下見と会社でも少し話題になっている岩津城跡を散策します。
撮影機材は「GRIII」のみです。写真撮影の講習会で使う機材がスマホですので、広角単焦点レンズ縛りとなるためです。マクロレンズとか中望遠レンズも使えば、撮影の幅が広がりますが、最近の若い人は「スマホだけ」という場合が多いようです。
正直言って写真撮影に関しては好きなように撮れば良いのですが、「ぱっと見でそこそこ良い感じ」の基本テクニックを知りたいとのこと。その辺は自分であれこれたくさん撮ればだんだん自分の型ができあがっていくものですが、とりあえず私の撮り方でいいらしいです。
私好みのパターンの代表例。いわゆる黄金比にあてはめますが、背景処理にも気を使います。
こちらは主題と副題。このパターンが多いです。
今年はコロナ禍でダルマの集まりが悪かったのでしょうか。例年の半分くらいしかありません。太陽の方向を見ているので、時間帯で向きを変えているのでしょうか。背景には巨大なトラの絵馬を配置していますが、ちょっとわかりにくいですね。背景があまりボケないスマホなら判別可能かもしれません。
この時期にここに来た場合は必ず撮ってしまうお気に入りのカット。
背景に灯篭を入れて梅を撮ります。ここは換算50mm相当で撮りたいカットですが、換算28mm縛りだと難しい。
さて、梅園ですが、なんと入園時間制限があって、正午からでした。時間調整のために岩津城跡を散策します。
ここって城跡なんだよね?と不安になるくらい結構な人数で作業をしています。この竹を使って何かを運搬しているみたいですが…
とりあえず、あちこち撮っていると作業していたシニアさんに話しかけられ、ボランティアで増えすぎた竹を伐採してるようです。もっと整備して岩津城跡の存在を知ってもらう計画だそうです。
ここが主郭(本丸)ですので、小さい山に作った住居といった感じでしょうか。
ここは超広角レンズを使いたい。
この城跡には数多くの石仏が置かれています。岩津天満宮の方向を見ている石仏を撮るなら雨の日がいいかもしれません。
さて、岩津天満宮の梅園ですが、開花している梅の木は3本程度でしょうか。ここは明るい単焦点レンズで完全に背景をぼかせば結構いい感じになるはずです。
ここは透過狙いですが、「マクロレンズだったらなぁ」とつくづく思います。
背景の梅がまだ咲いていないので、ここも構図の確認程度です。
スナップシューター「GRIII」は散歩撮影に最適ですが、「ここはこう撮りたい」を叶えるためには、やはりそれ相応の機材を持ち運ぶ必要があります。
ゆえに「スマホだけ」で「もっと良い感じに撮りたい」は難易度高いかもしれません。