「X-T20」より良いはずの「X-T4」のEVFですらピント合わせに苦労します。相変わらずピーキングが当てにならないため、なんとかならないものかとストレスになってきます。ある日、何か面白い機材はないかなとCAPAのバックナンバーをぱらぱらと眺めていると、「X-T4」の新発売情報ページに気になる記述を発見。
フラッグシップらしく自分好みの設定ができるのですが、なんとその中に「EVF/LCDブースト設定」があって、選択肢に「表示解像度優先」なるものがあります。
キレッキレッの「Voigtlander NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM」で確認してみると「これは!」という印象を受けます。
さっそく散歩コースで「X-T4 + NOKTON 50mm F1.2」を試してみます。
近接撮影を考慮されていないレンジファインダー用レンズをヘリコイド付きマウントアダプターで無理やり接近撮影すると面白い描写になります。
ピントの山が分かるのでじっくりキッチリ合わせてカシャ。
ここも“4”に合わせます。
改めて「Voigtlander NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM」の遠景の描写を確認。
絞りf/2.0
絞りf/4.0
絞りf/8.0
中央部分なら絞りf/2.0でも十分に解像しています。
周辺部分はf/8.0まで絞るとここまで解像します。
中央部分をピクセル等倍切り出し。
ピントがキッチリ合っていることが分かります。
ということで「X-T4」でMFの明るいレンズを使う時は「EVF/LCDブースト設定」を「表示解像度優先」にすればOKです。