「X-T20」のデジカメ遊びで感じたことは「FUJIFILM機なら中華レンズで遊べる」です。実際にあれこれ購入して試してみましたが、単純に面白かったです。ただ、ボディ側に手振れ補正が搭載されていないことが致命的な欠点となって、全て売却しました。懲りずに「X-E3」を買って再び遊びましたが、第二弾も短期間で全て売却。
三度目の正直で購入したボディは、手振れ補正搭載&防塵防滴仕様の「X-T4」です。ようやくオリンパス機並みに使えそうなFUJIFILM機を手に入れました。セット品レンズの「XF16-80mmF4 R OIS WR」は完璧ではありませんが十分に満足がいく性能を持っています。「X-T20 + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」とは価格が違うため当然ながら性能差は大きいです。
ということで「X-T4」で遊ぶためにレンズがあれこれ欲しくなってきますが、前回のように短期間で爆買いせずに、じっくりと買いそろえていきます。
まずは、「明るい標準レンズ」ですが、意外にも選択肢が多くて、もちろん性能は価格に比例します。あくまでも遊び目的で使うならダメ元で許される価格から選びます。APS-C機の場合の標準レンズは35mm前後になるため、「X-T20」の時は「XF35mmF2 R WR」、「X-E3」の時は「七工匠 7Artisans 35mm F1.2」を試しました。
同じものを買っても面白みが欠けるため、他の選択肢としては「Voigtlander NOKTON 35mm F1.2」、「Carl Zeiss Touit 1.8/32」、「XF35mmF1.4 R」が候補になります。その中で最有力候補は「Carl Zeiss Touit 1.8/32」でしたが、「ちょっと遊びで使ってみたい」という価格ではありません。
物欲全開で面白そうなレンズを探してみると「中一光学 SPEEDMASTER 35mm F0.95 II」が見つかりました。マイクロフォーサーズ機用の「25mm F0.95」を買ったことがあります。独特な写りをするのでかなり面白いレンズですが、結構な金額のレンズでも売却額があまりにも低すぎて哀しくなります。
もうひとつ見つかりました。それは「七工匠 7Artisans 35mm F0.95」です。「七工匠」のレンズは、価格の割には結構写るので、遊び用途にはちょうど良いです。
七工匠 7Artisans 35mm F0.95
コロナ禍で出かけられない日々ですので、しばらくはレンズ2本体制で我慢します。撮影旅行に行けるようになったらレンズを爆買いしそうですが…
電子接点がないレンズですので、自分で設定を変えます。焦点距離35mmのレンズですのでマウントアダプターの設定を「35mm」にします。
クラシカルデザインのボディにはシンプルな単焦点レンズが似合いますね。
「PEN-F」にも中華レンズを付けてみると、昭和にタイムスリップしたような見た目になりました。
フードは添付されていないので、ごぞごそと引き出しから発掘してきました。見た目だけで選んだ格安の角形フードならハレ切り効果は高そうですが、見た目が大げさになってしまうので今回もボツ。
「FUJIFILM XF18mm F2 R」で使っていた薄型フードです。ハレ切り効果は皆無です。レンズ前面をどこかにぶつけた時の保護のためという役目しかありません。見た目はまあまあ良いので今回もこれにします。
最短撮影距離はこのくらいです。このレンズを使ってもピントの山が分かりにくいので、ピーキングを使いますが、「X-T20」同様に判定が甘いようです。被写界深度が非常に浅いはずが、カメラを5mm程度前後に動かしてもピーキングしています。1カット撮る度に合っているのか確認が必要です。
f/0.95
f/1.4
f/2.0
f/2.8
以下ピクセル等倍切り出しです。
f/0.95でも「ちょっと甘いかな」程度で意外にも使えそうです。最短撮影距離に無理がないことがメリットになっているのかもしれません。
f/1.4だと十分に合格点をあげられます。もともとこのレンズはf/1.4で使うつもりですので。
f/2.0だと中華レンズとは思えないほどハッキリクッキリです。
近場をf/2.8で撮ることはありませんが、これなら全く問題ありません。
今日はここまで。