デジタルカメラの可能性を感じて「C-1400XL」を購入したのが1998年12月、「銀塩カメラ」から完全移行できそうなタイミングで「CAMEDIA E-20」を購入したのが2002年9月。「E-20」で撮影にのめりこんだことで買い始めたのが「フォトテクニック」でした。
最新機材の情報が欲しくて他のカメラ雑誌もあれこれ買っていましたが、「フォトテクニック」に関しては、撮影に関する技術情報誌という立ち位置で今でも捨てずに保管しています。
デジタルカメラが躍進している中、「デジタルカメラマガジン」に対抗してなのか姉妹紙「デジタルフォトテクニック」を発刊。「デジタルフォトテクニック」は内容が中途半端すぎるため2冊だけ購入しました。
そして時代の流れには逆らえなかったのか「フォトテクニック」と「デジタルフォトテクニック」を合体させて月刊誌「フォトテクニックデジタル」が誕生。
しかしながら、「フォトテクニック」を作ってきた人たちに「デジタルカメラマガジン」のようなものを作ることに無理があったのか、立ち位置が微妙でした。
惰性で買い続けましたが、自転車遊びに忙しくなり、購入する雑誌も自転車関連が増えたため、2009年8月号で購入打ち切り。正直言って「フォトテクニックデジタル」になってからは購入直後にパラパラとめくってじっくり読むことはなかったです。
それから12年近く経ちますが、昨年からカメラ雑誌が次々と休刊になり、最近はどうなんだろうとカメラ雑誌を買ってみようかと思っても選択肢があまりありません。
先日、超久しぶりに「フォトテクニックデジタル」を買ってみました。2021年5月号と6月号です。その巻末に「休刊」の予告が書かれていました。
この際、記念に残り2冊も買っておきます。ということで7月号と8月号は予約して購入。
2021年7月号
2021年8月号
最終号の裏表紙です。なかなか凝った演出ですね。
2021年5月号から8月号を見る限り、「若い女性をモデルにしたポートレート撮影」に特化しているだけに、この雑誌を購入するであろう対象は非常に狭いです。ムック本で十分な内容ですので、今まで月刊誌で続けてきたことが奇跡に近いです。
需要が見込めるのなら、「月刊カメラマン」がムック本になったように「フォトテクニックデジタル」もムック本にして存続させていくのでしょうか。