2021年7月7日

改めて「RX10M4」を撮影散歩で使う

過去に購入してきた普及価格帯の便利ズームに比べて「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3」の写りは“まとも”ですが、「レンズ交換するのが面倒だからレンズ一本で広角から超望遠までOK」が目的なら「RX10M4」で良いんじゃないのかと思えてきています。「写りが良い広角ズームが基本でちょっと望遠が欲しい時のために携帯する」なら超便利ズームにも役目があるかもしれません。

そこで改めて「RX10M4」を撮影散歩で使ってみることにします。

7月3日

朝方まで降っていた雨がやんで8時少し前に出発。

「RX10M4」は“あまり寄れない”カメラですが、「NIKON COOLPIX A1000」のように、もしかしたら焦点距離によっては撮影倍率を稼げる可能性があります。そこで少しずつ焦点距離を変えてピントが合う場所を探っていきます。


実焦点距離26mm(換算72mm相当)辺りが一番大きく撮ることができそうです。


ピクセル等倍切り出し。想像以上にハッキリクッキリ写っています。


雨上がりですので雫を狙ってみますが、換算72mm相当では届かない位置でしたので換算600mm相当で撮ってみました。さすがにテレ端だと少し描写が甘くなります。


神社の境内に野良猫が現れました。朝の散歩でしょうか。


ここは猫瞳AFがガッツリ機能します。さすがSONY機です。


ここは近づきすぎると花に触れてしまって雫が落ちてしまうため、少し離して実焦点距離36mm(換算97mm相当)で撮影。ピントが合っているのか分かりにくいため、何度も何度もチャレンジしました。


ピクセル等倍切り出し。予想よりしっかり写っています。もう少し望遠側が使えると良いのですが、「RX10M4」では雫を大きく撮ることは難しいです。


今年の蓮の花はそろそろ終わりですね。


ピクセル等倍切り出し。ミチバチがハッキリクッキリ写っています。これが1型センサーのデジカメとは思えないほどの写りをしていますね。すごいことです。


朝方の土砂降りが嘘だったのかのように日差しが照り始めました。


バンの子供が母親を探しながらスイスイと泳いでいます。(50%リサイズ後にトリミング)


この時点で「撮影散歩ならRX10M4で十分かもしれない」と思い始めています。この先、「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3」の出番はあるのでしょうか。


レンコン


狙ったわけではないのですが、テレ端で撮ってみたところ妙に幻想的な写りをしています。

7月6日

ワクチン接種の時間まで暇を持て余すわけにはいかないため、撮影散歩に出発。


「もう見に来る人はいないよね」という状況です。来年こそ良い感じに咲いて欲しいです。


蓮の花が散った後もなかなか面白いです。ドアップで撮れば「これは何でしょう」とクイズの出題に使えそうですね。


時間はたっぷりあるので「蓮の花と赤い列車」を納得いくまで撮りたいのですが、肝心の蓮の花が残念な状況ですので工夫のしようがありません。


今年のラストカットです。続きは来年。


復路は前回と違うコースを選びました。カモの夫婦でしょうが、このあとは仲良く寄り添いながら泳いでいきました。(50%リサイズ後にトリミング)

カワセミの鳴き声がするため、慎重に周囲を探すと…


カワセミ発見!


違うカットをピクセル等倍切り出し。このあと、カワセミは遥か遠くまでいっきに飛んでいき、追うことは困難でした。

スーパーオールラウンダーらしく「RX10M4」は全てにおいて「ちょっと撮ってみたい」をクリアしてくれます。それぞれにおいて真剣に撮りたい場合はそれ相応の機材を使えば良いですが、どのような被写体に出会えるのか分からない時は、スーパーオールラウンダーが大いに役に立ちます。