2021年7月3日

超高倍率ズームはどのくらい解像するのか

レンズを爆買いした昨年は、単純なレンズ性能の確認のために同じ場所で撮影して確認していました。今年は購入頻度が少ないためサボっていましたが、やはり気になるため少しばかり検証してみます。

まずは「RX10M4」です。


RX10M4のワイド端


ピクセル等倍切り出し。
f/2.5,1/2000秒,ISO100,補正無し,換算24mm相当


ピクセル等倍切り出し。
f/8,1/200秒,ISO100,補正無し,換算24mm相当

なぜか開放絞りの方が解像していますね。


RX10M4の換算100mm相当


ピクセル等倍切り出し。
f/4,1/400秒,ISO100,補正無し,換算100mm相当


ピクセル等倍切り出し。
f/8,1/100秒,ISO100,補正無し,換算100mm相当

不思議ですが、こちらも開放絞りの方が解像していますね。


RX10M4の換算200mm相当


ピクセル等倍切り出し。
f/4,1/320秒,ISO100,補正無し,換算200mm相当


ピクセル等倍切り出し。
f/8,1/200秒,ISO250,補正無し,換算200mm相当
※ISO感度AUTO

RX10M4は常に開放絞りでOKという雰囲気になってきました。


RX10M4の換算400mm相当


ピクセル等倍切り出し。
f/4,1/250秒,ISO100,補正無し,換算400mm相当


ピクセル等倍切り出し。
f/8,1/250秒,ISO320,補正無し,換算400mm相当
※ISO感度AUTO

同じくらいか開放絞りが少し良いでしょうか。

高倍率ズーム機で全域開放絞りでOKという点は凄いことです。

α6400で使った「SONY E18-135mm F3.5-5.6 OSS」は開放絞りは全く使えず、常にf/8で撮っていましたが、それと比べると違いすぎます。

ただし、「α6400 + 18-135mm」は新品で実質約10万円、「RX10M4」は中古で約14万円でしたので、それ相応の性能差があって当然なのかもしれません。

次に本命の「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3」です。


「12-200mm F3.5-6.3」のワイド端


ピクセル等倍切り出し。
f/3.5,1/1600秒,ISO200,+0.3補正,換算24mm相当


ピクセル等倍切り出し。
f/8,1/320秒,ISO200,+0.3補正,換算24mm相当

開放絞りは“便利ズーム”らしく描写が甘いです。f/8で多少はマシになりますが、これなら「RX10M4」を使いたくなります。


換算200mm相当


ピクセル等倍切り出し。
f/6.2,1/250秒,ISO200,補正無し,換算200mm相当


ピクセル等倍切り出し。
f/8,1/200秒,ISO250,補正無し,換算200mm相当

換算200mm相当で開放絞りがf/6.2になってしまいます。相変わらず「RX10M4」の勝ちです。


換算400mm相当


ピクセル等倍切り出し。
f/6.2,1/250秒,ISO200,補正無し,換算400mm相当


ピクセル等倍切り出し。
f/8,1/200秒,ISO250,補正無し,換算400mm相当

残念ながら全域「RX10M4」の勝ちです。

「12-200mm F3.5-6.3」をあえて購入した理由は、2台体制ではなく1台で広角ズームまたは標準ズームを使っていて、「ちょっとだけ望遠が欲しい」場合に備えて携帯できるレンズが欲しかったからです。

ついでに「SIGMA 56mm F1.4 DC DN(マイクロフォーサーズ用)」も検証してみます。


ピクセル等倍切り出し。
f/1.4,1/4000秒,ISO200,-0.3補正,換算112mm相当


ピクセル等倍切り出し。
f/2.8,1/1000秒,ISO200,-0.3補正,換算112mm相当


ピクセル等倍切り出し。
f/5.6,1/320秒,ISO200,-0.3補正,換算112mm相当

開放絞りは少し描写が甘いようですが、f/2.8でカチッとしますが、「RX10M4」と比べてむちゃくちゃ凄いというわけではないようです。