2021年6月7日

明るい中望遠レンズになる「シグマ 56mm F1.4 DC DN」購入

興味本位で購入した激安レンズ「TTArtisan 50mm f/1.2」が思いのほか写りが良いので、“ちょっと使いたい”場合なら「TTArtisan 50mm f/1.2」で良いかと物欲を抑えてきました。しかし、その僅か3か月後に気の迷いからか似たようなレンズをポチしました。


シグマ 56mm F1.4 DC DN(マイクロフォーサーズ用)

「TTArtisan 50mm f/1.2」は実質13187円(オプションのフード込み)。ポイントが大量につくタイミングでポチした「シグマ 56mm F1.4 DC DN」は実質30663円。前者はMFレンズ、後者はAFレンズです。「TTArtisan 50mm f/1.2」はf/1.4で使うことが多いため、実質の開放絞りは同じと仮定できます。


「シグマ 56mm F1.4 DC DN」にはフードが標準添付されていますが、つくりは安っぽいです。


ボディにつけていない状態だと、MFレンズのように絞りは全開です。


ちょっと分かり辛いのですが、「シグマ 56mm F1.4 DC DN」の前玉は眼鏡のレンズのように緑色の反射です。


並べてみるとどちらの価格が高いのか怪しくなってくるほど、「シグマ 56mm F1.4 DC DN」はコストダウンに徹しています。海外生産でも十分に品質が良いので「MADE IN JAPAN」の刻印に価値があるのかは微妙です。


まずは「E-M1 MarkIII」に装着。見た目も重量バランスもちょうど良いです。


「E-M1X」だといっきにレンズの安っぽさが伝わってきますね。「E-M1X」にはPROレンズが似合います。

ところで何で「56mm」という中途半端な焦点距離なのか。このシグマの3本のレンズ(F1.4 DC DN シリーズ)は「APS-C」用に設計されているため、「56mm」は換算84mmになって、ポートレート用途に適した画角になるのです。マイクロフォーサーズ機なら換算112mm相当になるので中望遠レンズとしての役目になります。

とりあえず、初期の試し撮りです。どこまで近づけるのか確認のため、手持ち撮影です。


シグマ 56mm F1.4 DC DN(絞りf/1.4)

開放絞りで近接撮影してもハッキリクッキリというのはシグマらしさでしょうか。被写界深度から外れるにしたがって素直にボケていきます。


TTArtisan 50mm f/1.2(絞りf/1.4)

こちらはピント位置はハッキリクッキリですが、僅かに被写界深度から外れるだけでボケが急激に来るので面白いです。

今日はここまで。