2021年2月13日

「E-M1X」でカワセミの飛翔シーンを狙う

「E-M1X + 100-400 + MC-20」で「C-AF TR」を使うとピントが甘すぎるため、野鳥を撮るときは「S-AF」の中央一点を使います。

しかし、その設定では「E-M1X」を買った最大の理由の「鳥瞳AF」が役に立たないため、今回は「E-M1X + 100-400」で「C-AF TR + プロキャプチャー L」を試してみます。

撮影機材
・NIKON COOLPIX P950
・OLYMPUS OM-D E-M1X
・M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

「E-M1X + 100-400」だと換算800mm相当の普通の望遠域になってしまい、小鳥相手だとドアップ撮影ができません。そこで「P950」を併用します。

まずは「P950」の撮影分です。


やはり、1月末までと比べると野鳥が減っています。ジョウビタキ♀のシャッターチャンスは僅か1回。


最近はホオジロも何故か警戒心が強くなっているようで、撮りやすい場所に出てきてくれません。「P950」でも光が良い具合に当たっていると良い感じに写ります。


遠くにいるカワセミも換算2000mm相当で狙えば逃げられることなく撮れます。


背景に引っ張られて露出がばらつくので今回はRAW現像しています。


「P950」でもRAW現像すれば印象的な雰囲気になりますね。


ここからは「E-M1X + 100-400」で撮った分です。まずはセキレイ相手に「C-AF TR + プロキャプチャー L」を試しますが、野鳥がドアップでない場合はAFが迷いやすいです。運が良ければ飛び立った瞬間にピントが合います。

カワセミが3羽いる区間ですが、それぞれに縄張りがあります。最初の区間のカワセミはどこにもいません。


二つ目の区間のカワセミも見当たらず、そろそろ三つ目の区間に入るか入らないのかという中途半端な場所にカワセミを発見。


そしてそのすぐ近くにもう一羽。つまりここが、二つ目と三つ目の境目ということのようです。


三つ目の区間のカワセミがダイブくんです。何度も何度も同じ場所でダイブするので、飛翔シーンとかダイブシーンを撮るのならここからとなります。


飛翔シーンなんか「C-AF TR + プロキャプチャー L」を使えば簡単でしょと思い込んでいましたが、変な癖があるようで油断できません。


なんどもチャレンジしましたが、連続カットが撮れたのはこの1回だけです。


ダイビングシーンは難易度が高く、少し引いて「この辺に飛び込むはず」と決め打ちして待ちます。バシャと音がした時にシャッタボタンを全押し。さて「プロキャプチャー L」で写っていますか。とう流れです。


嘴を丁寧に磨くカワセミ。この時間が非常に長くて「C-AF TR + プロキャプチャー L」の妙な挙動が気になってきます。カワセミをロックオンしてトラッキングしてくれているのですが、長いこと半押ししていると、ピントが不安定になってきます。※ピクセル等倍切り出し


「E-M1X」でカワセミを撮るための設定を模索する必要がありそうです。


鳥瞳AFでカワセミの頭にピントを合わせてくれますが、「C-AF TR + プロキャプチャー L」でひたすら待つ場合の信頼性はあまり高くありません。


ここも枝にとまっている間はピントが合っていましたが、飛び立つときにピントが外れました。

今シーズンは近場限定での撮影になるため、カワセミ相手の撮影を楽しみます。