「GR III」も王滝渓谷での写りには満足しました。試し撮りはそのくらいにしてそろそろ実践的な撮影に入ります。
2018年からスナップ用途の機材を模索してきて、最終的にはスナップ専用機である「GR III」に辿り着いたわけですから、気軽にカシャカシャ撮ってどのくらいの写りをするのかが重要です。王滝渓谷での印象としては「スマホで撮るような感覚で、写りが圧倒的に良い」ですので、求めるものはそれ以上でもそれ以下でもありません。
「香嵐渓の紅葉2020」と並行して撮影していたので、「E-M1 MarkIII」との写りの差は見比べると分かります。ただ、「GR III」の場合は“気軽にカシャ”ですので、現地で写りを気にしていないため、特に何か工夫したということはありません。
11月14日
この光では、どのような機材を使っても難しいはずです。
ここはもうちょっと何とかならないのかなと少しがっかり。
ここも同様ですが、この時間帯は背景の山には日が強く当たり、被写体になる辺りは日陰になるため、条件が悪すぎます。
微妙どころかこれならスマホでも十分です。
地味過ぎたので彩度を高めてみましたが、安っぽい写りになってしまいました。
あえて太陽を入れて撮影。破綻することなくキッチリ写ります。
ここもちょっと残念。
日差しが強すぎて明暗差が大きい場面です。暗部を少し持ち上げてみましたが、この場合はフルサイズ機の出番なのかもしれません。
町並みスナップ(1)
町並みスナップ(2)
ここはRAW現像で露出をマイナス補正して、暗部を持ち上げています。ギリギリの調整ができる点はメリットです。
開店時間前の光景。ただ単に日差しが強いからこのような写りになってしまうのでしょうか。
妙にコントラストが強すぎるような気がします。
光がフラットな場所だと急におとなしくなります。
レトロな電器店
川沿いを散策。雲一つないドピカン晴れです。
映画に出てきそうな風情ある古い橋。
ここも妙にコントラストがきついです。
最後は定番の撮影スポット。
今回の全般的に「えっ、この程度の写りなの?」という結果を踏まえると、デフォルトの設定でカシャカシャで良いというわけでは無いのかもと思えてきました。