毎年のように行っているはずの「香嵐渓」ですが、自分のブログ日記で振り返ると、昨年の秋は機材を爆買いしていたこともあってそれらの試し撮りに忙しくてまともな撮影をしていなかったようです。
デジカメ遊び第二章の序盤で機材を一新した2018年の秋の日記
→ 香嵐渓の紅葉2018
この時の機材
・OM-D E-M5 Mark II
・M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
・M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
機材遊びでなければ上記の機材があれば必要十分で、デジカメ遊び第一章の締めの機材「E-3 + ライカD14-150mm/F3.5-5.6 + ライカD25mm/F1.4」に置き換わるに値するセットです。
それに満足すれば迷走&散財は無いのですが、2019年、2020年は購入&売却を繰り返して、2018年の時とはずいぶん違う構成になっています。
さて、2018年は例年より1週間遅かった香嵐渓の紅葉ですが、今年は例年より1週間早そうな気配です。
11月14日
今回の機材
・OM-D E-M1 Mark III
・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
十数年前なら7時ごろに現地入りすれば駐車場まで混むことなく辿り着け、香嵐渓をぐるっと周っても撮影にストレスを感じることもなく、混みだす前に撤退というパターンでした。しかし、今年は7時少し過ぎには駐車場は8割ほど埋まっていて、既に観光客が結構います。
混むのを避けるために早い時間帯に現地するデメリットは「光」です。香嵐渓の西側半分は光がまだ当たらないため、よほど意図的に狙わない限り残念な写真になってしまいます。
こんな感じの寂しい雰囲気になってしまいます。
夜遅くに雨が降ったのか雫が残っています。
十数年前も似たような構図で撮ったような気がしますが、現在の機材はキレが全く違います。
「12-100mm F4.0」は換算24-200mm相当ですので、良い感じのミラーワールドになるような構図を探せます。
ただし、「45mm F1.8」と比べると便利ズームぽさを感じます。だからと言って、作品狙いでもないのに単焦点レンズをいくつも持ち歩くということはしたくありません。
手前に紅葉、反射で銀杏を狙いますが、ここは今年はまだ時期が早かったようです。
中間地点までくると光が当たるので、鮮やかな紅葉を楽しめます。ここで記念写真を撮る人が多いのですが、順光で撮っても綺麗な紅葉にはなりません。
ここは雰囲気を出すためにRAW現像で彩度を高めてみました。
ピントを奥の銀杏に合わせるのか、それとも手前の石に合わせるのか。
銀杏を背景に持ってきて玉ボケにしてみました。「12-100mm F4.0」は写りが良い便利ズームですね。
ここは紅葉をメインにするのか、奥の橋をメインにするのか。
ピント位置はハッキリクッキリ、そして綺麗な背景ボケ。「E-M1 Mark III + 12-100mm F4.0」があれば“だいたいOK”となるのですが、それでは面白くないというのが機材遊びです。
本日のお気に入りの一枚です。
ここはマイクロフォーサーズ機だと難しい光です。暗部を持ち上げるとすぐに破たんするのでそれができません。フルサイズ機なら良い感じに加工できるかもしれません。
さて、一番の撮影スポットです。額縁構図を狙うため、人の往来が途切れるのを待つカメラマン。「邪魔だ」とぶつぶつ言っているシニアさんがいましたが、どんなすごいカメラを使っているのか振り向くと、なんとスマホでした。その後も頑丈な三脚を設置してひたすら待つ人もいましたが、休日にそれはムリです。
多少は人が減るタイミングがあってもゼロにはなりません。
ミラーワールド。
ぐるっと一周して、さらに足助の町並み散策して戻ってきて、時刻は10時20分。まだここは光が当たりません。
そしてスタート地点で改めて撮影。できれば10時から14時の時間帯に滞在すると良い感じの光になるのですが、観光客が非常に多くて、立ち止まって撮影することも困難になります。よって、真剣に撮りたければ平日に訪問しましょう。