2020年11月21日

「GR III」で屋内撮影(豊田市美術館とトヨタ会館)

「APS-Cセンサーのコンデジ」のメリットを手っ取り早く把握できる舞台は屋内撮影です。以前ならそのためだけに長久手のトヨタ博物館まで行きましたが、既に何度も通っているだけに「ちょっと試したい」で行く気力がありません。そこで、車でちゃちゃと行くことができる豊田市美術館とトヨタ会館で「GR III」を試します。

11月7日

まずは豊田市美術館です。


f/2.8,1/640秒,ISO100,18mm (RAW現像時に+1.0補正)

いまにも雨が降り出しそうな空模様ですが、今回は屋内撮影が目的ですので無問題。ところが、試し撮り第一弾と同様に妙に暗く写るため、変な癖がありそうな雰囲気。


f/2.8,1/25秒,ISO100,18mm (RAW現像時に+1.0補正)

リサイズしてしまうと分かりにくいですが、実焦点18mmの絞り2.8でも2~5mの距離にあるものには被写界深度に収まっていません。


f/2.8,1/20秒,ISO100,18mm (RAW現像時に+0.3補正)

開場時間と同時に入場したため、他の客が写りこむことなく撮影できます。


f/2.8,1/25秒,ISO100,18mm (RAW現像時に+0.3補正)

ピンボケしているわけではなくそのように見える絵です。瞳をシャープに描くことで目力を演出しているのでしょうか。


f/2.8,1/8秒,ISO200,18mm (RAW現像時に+0.3補正)

「GR III」の手振れ補正は強力ではないのか妙に手振れします。ここはISO感度を1段高めて1/8秒を確保しました。


f/2.8,1/2秒,ISO200,+0.7補正,18mm (RAW現像時に+0.3補正)

ここは妙に写りが甘いと感じる原因は手振れでした。係員がすぐ近くにいたので、急いで撮影したことが敗因です。つまり、手持ちで1/2秒はムリです。

ここからは屋外散策を楽しみます。


f/2.8,1/400秒,ISO100,18mm (RAW現像時に+1.0補正)

青空ならミラーワールドを楽しみたい。


f/2.8,1/250秒,ISO100,+0.7補正,18mm (RAW現像時に+0.3補正)

ここも晴天日なら良い感じに青空が水面に映りそうです。


f/2.8,1/125秒,ISO200,+0.7補正,18mm


f/2.8,1/50秒,ISO100,18mm


f/2.8,1/100秒,ISO100,18mm


f/2.8,1/25秒,ISO100,18mm

場所を移動してトヨタ会館です。


f/2.8,1/13秒,ISO200,-0.3補正,18mm (RAW現像時に+0.3補正)

センチュリーのホイールは鳳凰のエンブレム。ここは妙に手振れするため、ISO感度を一段高めました。それでもムリな体勢で撮ったためか微妙にブレています。


f/2.8,1/13秒,ISO200,-0.3補正,18mm (RAW現像時に+0.3補正)

ここも手振れするため何度もリトライ。APS-Cセンサーですので、ケチらずにISO感度を高めればよかったかもしれません。オリンパス機だと強力な手振れ補正のお陰でISO感度を高めずに撮ることができます。


f/2.8,1/50秒,ISO200,-0.3補正,18mm (RAW現像時に+1.0補正)

思いのほか赤が綺麗です。


f/2.8,1/50秒,ISO200,-0.3補正,18mm (RAW現像時に+1.0補正)

試し撮り第二弾の時に赤いバラが綺麗に撮れていたので「GR III」は赤が得意なのかもしれません。


f/2.8,1/15秒,ISO200,-0.3補正,18mm (RAW現像時に+0.3補正)


f/2.8,1/4秒,ISO200,-0.3補正,18mm (RAW現像時に+2.0補正)

RAW現像時に露出補正を+2.0もしても全く問題ないとは、マイクロフォーサーズ機では考えられない芸当です。


f/2.8,1/13秒,ISO200,-0.3補正,18mm (RAW現像時に+0.3補正)


f/2.8,1/50秒,ISO200,+0.3補正,18mm (RAW現像時に+0.7補正)

広角レンズのデフォルメ効果を狙うとGRヤリスでもなかなかの迫力な顔つきになります。


f/2.8,1/100秒,ISO200,-0.3補正,18mm (RAW現像時に+1.0補正)

しかし、広角レンズで斜め後ろから狙うと歪みが酷くてどうにもこうにもアンバランス。


f/2.8,1/15秒,ISO200,-0.3補正,18mm (RAW現像時に+0.3補正)

手前のボケはちょっと五月蠅い感じになります。


f/2.8,1/4秒,ISO200,-0.3補正,18mm (RAW現像時に+1.3補正)

パワーがそこそこあるマニュアルトランスミッション車に再び乗りたいと思いつつ、普段使いには面倒に感じるので悩ましいところです。

以上、「GR III」の屋内テストでした。手振れ補正は強力ではないので、APS-Cセンサーを活かしてISO感度を高めてしまえば良いという結論でしょうか。手振れ補正がない「X-E3 + XF18mm F2 R」に比べてたら使い勝手は何倍も良いため、買い替えは大正解でした。