今年も撮影機材を大量に買い過ぎたため、年末までに整理する必要があります。「G1X MarkII」「G3X」「X-E3」は放出確定ですが、さて「P950」はどうでしょうか。
昼の散歩で野鳥撮影を楽しむために購入した「A1000」は短期間で「P950」に交代しました。「A1000」は広角域から標準域までなら結構良い写りをしますが、望遠域はあくまでも“おまけ”レベルの写りでした。では、見た目からして望遠側が得意そうな「P950」の写りはいかに。
全てJPEG撮って出し。トリミング無し。
f/6.5,1/250秒,ISO180,換算2000mm
カメラを構え切る前に気配を感じてすぐに逃げてしまうスズメですが、雨の中を遠くからゆっくり撮ってみました。勘が良いスズメゆえに、この時点でこちらに気が付いていますね。よって1カット勝負です。
f/6.5,1/250秒,ISO720,換算2000mm
歩きながら「何かいるかもしれない」と「P950」でズームしてみると初顔のモズのメスでした。
10月5日
f/6.5,1/250秒,ISO320,露出補正-0.7,換算2000mm
「A1000」は林が背景にあると何をやってもピントが合いませんでしたが、「P950」ならピントが合います。似たような距離のところでピントを合わせてから野鳥を狙ってみる方法で上手くいきます。
10月6日
f/8,1/250秒,ISO100,換算2000mm
遥か頭上高くにとまっている野鳥も大きく撮ることが可能。
10月12日
f/6.5,1/500秒,ISO160,露出補正+0.7,換算2000mm
このカメラにボケの綺麗さを求めるのは酷ですが、全く写りがダメだというわけではありません。
10月13日
f/6.5,1/500秒,ISO2000,換算2000mm
木陰になっているためかすぐに逃げることなくトコトコ歩いています。このようケースがあるため、シャッター速度優先で1/500秒を指定しています。ISO感度が高まりますが被写体ブレするよりはマシです。リサイズしてしまえばISO3200でも十分OKです。
10月14日
f/6.5,1/500秒,ISO160,換算2000mm
トコトコ歩き回る2羽をひたすら連写攻撃です。「P950」なら「RAW+JPEG」でも連写可能です。数枚程度の連写なら、再びすぐに連写可能です。バッファフルまで連写してしまうと結構待たされます。
f/6.5,1/500秒,ISO220,換算2000mm
せわしなく動き回るセキレイもここまでアップで撮れます。
10月16日
f/6.5,1/500秒,ISO360,換算2000mm
可愛さ全開のモズ。
f/6.5,1/500秒,ISO200,換算2000mm
自分の縄割りを巡回している途中なのか、結構長い間、この場にいたので、もう少し近づいて撮影。
f/6.5,1/500秒,ISO100,換算2000mm
しばらく見かけなかったホオジロが帰ってきました。
10月22日
f/6.3,1/500秒,ISO250,露出補正+0.3,換算1600mm
本降りの中、傘を差しながらの撮影ですが、手振れ補正のお陰で失敗することなく撮れています。
f/6.5,1/500秒,ISO1000,換算2000mm
「会心の一枚」というカットが撮れ、この瞬間、「P950」を長期間使うことを決めました。
10月23日
f/6.5,1/500秒,ISO3200,換算2000mm
セキレイは間違いなくこちらに気が付いていますが、やはり距離があるため、すぐに逃げることはありません。
f/6.5,1/500秒,ISO720,換算2000mm
本降りに中、集団で過ごすスズメたち。
10月26日
f/6.5,1/500秒,ISO720,露出補正+1.3,換算2000mm
いつもはモズのメスがいるはずのエリアにジョウビタキのメスがいました。野鳥に詳しい同僚によると、だいたいモズとジョウビタキは入れ替わりでやってくるらしいです。
10月27日
f/6.5,1/500秒,ISO640,露出補正-0.7,換算2000mm
翌日はメジロがいた場所にジョウビタキのメスがいました。こちらを不思議そうな顔で見ていますね。
10月28日
f/5.6,1/500秒,ISO1400,換算850mm
カタカタカタといつもとは違う鳴き声が林から聞こえたため、ゆっくりと探してみるとジョウビタキのオスがいました。もたもたとズームしている間に逃げられる可能性が高いため、適当なところでひたすら連写攻撃。
バッファからSDカードに書き込み中はズームできないため、待ち時間が長く感じます。さて、ズームというタイミングで飛び立ってしまって、あー残念と思うと、すぐ近くに移動しただけでした。
f/6.5,1/500秒,ISO3200,換算2000mm
ジョウビタキは「見て見て見て」と言っているかのようにこちらに姿を見せてくれます。
f/6.5,1/500秒,ISO2000,換算2000mm
少しずつ移動しながらも十分に撮影タイムを取ってくれるジョウビタキ。ますます昼の散歩の楽しみが増えました。
10月29日
f/6.5,1/500秒,ISO500,換算2000mm
今日は強風のため収穫なしかと諦めかけた時にジョウビタキ♀が現れた。
f/6.5,1/500秒,ISO220,露出補正+0.7,換算2000mm
どうやら♂を探しているようだ。
f/6.5,1/500秒,ISO500,露出補正+0.7,換算2000mm
そんなタイミングですぐ近くの木に♂が2羽やってきた。ちょこちょこまるでメジロのように飛びまわるジョウビタキ。
f/6.5,1/500秒,ISO800,露出補正+0.7,換算2000mm
刺激しないように静かに撮ります。
f/6.5,1/1000秒,ISO2000,露出補正+0.7,換算2000mm
これ、トリミング無しですよ。「P950」は野鳥撮影に最適です。
オリンパスの「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」を買えば。2倍テレコン使って換算1600mm相当になります。しかし、フルサイズ機に比べて小さいとはいえ、気軽に持ち歩く大きさではありません。野鳥撮影に関しても「ちょっと遊びで撮ってみたい」というレベルであって作品狙いではないため、昼の散歩でも気楽に持ち歩ける「P950」で良いかなと思うわけです。「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」で2倍テレコンを使えば換算600mm相当ですので、冬場のカワセミ撮影なら必要十分です。