強力な手振れ補正が搭載されているOLYMPUS機を使ってきたこともあって、X-E3もX-T20同様に描写が甘く感じる理由は微妙な手振れが原因なのでは思えてきます。1秒間に60ピクセルずれるとして手振れにならないのは1/60秒。6000×4000ピクセルもあれば、わずか1%ですので、手振れしない方が不思議です。
そこで「三脚+セルタイマー」で撮影してみると…
9月21日
撮影機材
・X-E3
・七工匠 7Artisans 35mm F1.2
絞りはf/4
1/480秒
1/180秒
ここは1/180秒でも微妙に手振れが分かる場面です。
ピクセル等倍切り出し。狙っていたピント位置とは僅かに後ろにピントがきていますが、ピントの中心位置はキッチリ解像しています。
1/1250秒
少し離れた場所はどうでしょうか。
ピクセル等倍切り出し。全く問題ありません。
1/1250秒
綺麗な青空。
1/640秒
微妙に風が吹くため、風が止んだ瞬間に連写。フィルムシミュレーションやWBをいじくっても赤が綺麗に出ません。
ピクセル等倍切り出し。キッチリ解像しています。
1/1500秒
ここも赤が綺麗にでません。
1/75秒
シャッター速度を遅くするためにf/16まで絞りました。そのためか描写が甘くなっています。このレンズは絞りf/4で撮り続けた方が良いかもしれません。