反応が悪い液晶画面では「G1X MarkII」と同様に「G3X」も流し撮りが難しいです。液晶画面どころかコンデジの場合は仮にEVFが搭載されていてもあまり役に立ちません。
デジカメ遊び第一章の時は「COOLPIX8800」でこんな遊びをしたことがあります。
とりあえずやってやれないことはありませんが、デジタル一眼レフを使う方が圧倒的に歩留まりは良かったです。
ということで、“あえてやってみる”ことがデジカメ遊びですので、「G3X」の流し撮り再チャレンジです。
ホットシューに装着するスコープを買えば解決するとは思いますが、まともに使えそうなものは高額です。ちょっと試すだけで買うようなアイテムではないため、Amazonで関連商品を探すとどこかで見たことがあるものを発見。
OLYMPUS 光学ビューファインダー M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8, 17mm F2.8用 VF-1
Amazonで新品だと15137円、中古でも5500円もします。この手のアイテムを買い取りにだしても、タダ同然だけに今さら買うのは悔しい。
VF-1をE-P1とセットで購入しましたが殆ど使わずに、数年後にカメラに興味を持ち始めた娘にE-P1ごとあげました。その後、娘は次々と高性能なカメラに買い替えていったので、下取り交換していなければ放置してあるかも。
ということでゴソゴソと探してみると見つかりました。まだE-P1もありました。
「G3X」に装着。当然ながら換算35mm相当の画角の光学ファインダーですので、それを承知で使う必要があります。
さっそく散歩コースで試してみます。
f/11,1/15秒,ISO125,53mm(換算145mm)
NDフィルター機能を使っても絞りがf/11で上限のため少し露出オーバーです。
f/11,1/15秒,ISO125,49mm(換算137mm)
列車の速度がそれほど速いわけでは無いため、近い場所から狙った方が“流し撮り”ぽくなります。
f/5.6,1/320秒,ISO125,220mm(換算600mm)
次の列車を待つ間にトンボ撮影。絞り優先、NDフィルター解除、ISO感度固定、RAWモードをオン。切り替えに忙しいです。
f/11,1/15秒,ISO125,53mm(換算145mm)
撮影前に液晶画面で「ここからここまで写るのか」と確認して、光学ファインダーのどの辺を目安にすれば良いのか決め打ちしますが、それが意外にも難しいです。このようにマージンを見てしまうと中途半端な構図になってしまいます。
f/10,1/15秒,ISO125,31mm(換算85mm)
大げさに流さずにこのくらいがちょうど良いのかもしれません。
さて流し撮りはこのくらいにして、前回の散歩撮影で見つけたビューポイントで列車を待ちます。
f/5.6,1/500秒,ISO250,103mm(換算280mm)
この角度で列車を撮ると二両編成でもローカル感を演出できますね。
背後に気配を感じたので、そーと振り返るとミニバイクの警察官がこちらを見ていました。怪しい親父が何かやっていると思われたのでしょうか。カメラを見せると何事もなく離れていきましたが…
f/5,1/1000秒,ISO320,30mm(換算82mm)
世の中が旅行に行けるような雰囲気では無いため、近場で楽しむしかありません。名鉄の赤い列車相手でもまだまだすることがあるので、もう少し楽しめそうです。