2020年6月19日

「SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS」で青空、夕陽、星空を撮る

6月16日

撮影機材
・FUJIFILM X-T20
・SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS BK (Xマウント)

ようやく青空になったため、昼の休憩時間を使って試し撮り。

JPEG撮って出し。


絞り開放のf/2.0。僅かにゴーストが出ています。極端な周辺光量落ちではなく周辺に行くほど少しずつ光量が落ちるという雰囲気です。よって横構図だと左右に光量落ちが目立ちます。


ピクセル等倍切り出し。このレンズは遠景でも絞り開放でいけるかもしれません。(実はそれを期待して購入)


絞り開放のf/8.0。派手ではないゴーストが出ます。小さいゆえに演出代わりに使うと中途半端になりそうです。太陽が写りこむ場合は絞らない方が良いかもしれません。


ピクセル等倍切り出し。絞っても殆ど変わりません。


透過させても変なフレアは出ていません。これなら花撮りにも積極的に使いたくなります。


超広角レンズので梅の実に最短距離に近いくらい近づいてもこの大きさです。


ピクセル等倍切り出し。昼間でも絞り開放でいけるレンズであることが分かります。


いつもの被写体。


ピクセル等倍切り出し。どのレンズを使っても「X-T20」だと光が当たっている黄色が飽和します。


大木を見上げて撮ると超広角レンズらしさが出ます。

通勤路で良い感じの夕陽スポットに立ち寄ってみました。

RAW現像


高台にある住宅地の一角の空き地が良い感じの展望スポットになっています。ありふれた風景でも夕陽を絡めると、旅行雑誌に紹介されているような良い感じの風景になります。


完全逆光でも全く破綻していません。「SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS」は逆光に強いレンズです。


通勤路は2ルートありますが、以前使っていた道は何故か今年の4月から渋滞するため、最近は少しだけ遠回りになるルートで帰っています。そのため、このような夕陽を見ることができます。


50%トリミング。夕陽が水面、ボンネット、フロントガラスに反射しています。※それを狙って撮っています


FUJIFILM製のデジカメは普通に撮っても夕陽が綺麗です。


「X-T20」は超広角レンズとの相性が良いのか「SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS」との組み合わせもかなり良いです。

「Voigtlander ULTRA WIDE-HELIAR 12mm F5.6 Aspherical III VM」があるのに、なぜ同じ画角になる「SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS」を購入したのか。それは「星空撮影」のためです。

「E-M5 MarkII + LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH.」で試したことがありますが、「X-T20 + SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS」なら少しだけ高感度に強くなり、少しだけ明るいレンズになります。

「月に邪魔されない&雲が出ていない」という条件を満たす日は限られ、今日は貴重な夜です。近所の誰も来ない田んぼ道で星空撮影の練習をします。

「X-T20」のシャッター速度優先モードは「30秒」で打ち止めですので、とりあえず30秒で撮影します。三脚を使用、セルフタイマーは2秒、ノイズリダクションはオフ、WBは太陽光です。

RAW現像


まずはISO感度400。田舎の山の中というわけではないため、周囲の明かりに影響されて空が明るく写ります。


ISO感度200でも肝心の星の明るさが目立ちません。


ISO感度100。リサイズしてしまうと小さく写っている星が潰れてしまいますね。


25%トリミング後にリサイズしてみました。北斗七星が写っています。30秒でも星が流れることが分かる一枚です。流れを抑えるならISO感度200で15秒がちょうど良いかもしれません。

次回は撮影条件を満たすときに近くの山へ行くしかなさそうです。

6月20日

RAW現像


絞りf/2.0


絞りf/8.0


絞りf/2.0。中央部分をピクセル等倍切り出し。


絞りf/8.0。中央部分をピクセル等倍切り出し。


絞りf/2.0。左端をピクセル等倍切り出し。RAW現像で露出補正。


絞りf/8.0。左端をピクセル等倍切り出し。RAW現像で露出補正。

遠景で絞りf/2.0とf/8.0を比べても違いが分かりません。