2020年6月17日

鞍ヶ池の「あじさいの道」2020

今年の季節ものは全般的に早かったようですが、紫陽花に関しては例年通りだったようで、鞍ヶ池の「あじさいの道」の紫陽花がようやく見ごろになりました。

6月13日

撮影機材
・OLYMPUS OM-D E-M1 MarkIII
・M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
・SONY α7III
・Voigtlander NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM
・FUJIFILM X-T20
・SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS BK (Xマウント)


今回は防塵防滴セットだけでなく三台体制のため、雨が止むのを待ってから撮影開始。

組み合わせは「E-M1 MarkIII + ED 60mm F2.8 Macro」「α7III + 50mm F1.2」「X-T20 + 12mm F2.0」の「マクロ、ボカす、超広角」の単焦点トリオです。


「Voigtlander NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM」は絞り開放で近接撮影するとモヤモヤではなく幻想的なフォギーが掛かったような雰囲気になります。もともと近接撮影は考慮していないため、結果的にこのように写るということかもしれませんが、表現方法を増やすことになるため、あえて使ってみる価値はあります。


ピクセル等倍切り出し。フォギーが強すぎて撮影中は「これはボツ写真だなぁ」と思っていたのですが、帰宅後にPCで確認してみると雫が良い感じに写っていました。このパターンを上手く使えるようになると良いのですが。


同じ被写体を「SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS」で撮影。雫を中央寄りに持ってくると下半分に無駄な空間ができてしまうので、中途半端になってしまいました。


ピクセル等倍切り出し。ここは少し絞った方が良いかもしれません。


さて「ED 60mm F2.8 Macro」の本領発揮といきたいところですが、手持ち撮影では震度合成モードが上手くいかず、失敗の連続。ここは諦めて通常撮影です。


もともとボケる「Voigtlander NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM」ですので、少し絞ってf/2.0でもここまでボケます。


ピクセル等倍切り出し。とてもピクセル等倍とは思えないほど生々しくキッチリ写っています。このレンズで「E-M1 MarkIII」「α7III」「X-T20」のセンサー能力テストをしてみると良いかもしれません。


紫陽花相手に「SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS」を使うのは難易度が高いです。小さい虫を狙ってみましたが、この大きさでは埋もれてしまいます。


広く撮るならもっと華やかな被写体を選びたい。


快適なマクロ撮影を楽しめる「ED 60mm F2.8 Macro」ですが、何を撮るのか悩みどころです。


フォーサーズのマクロレンズ「ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro」はキレッキレッの代償なのか、とにかく写りに硬い印象がありましたが、「ED 60mm F2.8 Macro」は不思議と写すものによっては柔らかい表現をします。


何度も何度も試してようやく手持ちで震度合成モードが成功。


「Voigtlander NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM」で撮ってみると普通ぽいですが…


ピクセル等倍切り出し。雫もしっかり写っています。


紫陽花もいっきに開花して見ごろを迎えるわけではなく、ばらばらと咲き始めて既に散っている花もあるので、季節ものの撮影はタイミングが難しいです。


珍しくマクロレンズで近づいても逃げません。昆虫写真ぽくグッグッと寄っていき連写開始。


ピクセル等倍切り出し。蜜を吸っていたわけではなく単に警戒していたようで、あっという間に飛んでいきました。