2020年6月13日

明るい超広角レンズ「SAMYANG 12mm F2.0 NCS CS」試し撮り

爆速で届いた「SAMYANG 12mm F2.0 フジフイルムX用」ですが、この先の1週間くらいは雨予報になっているため、ギリギリ雨が降らないであろうことを期待して、5時起きで早朝撮影散歩。

6月10日

全てRAW現像


日の出時刻が4時30分くらいですので、冬場と違って「朝陽」を狙うには4時起き必須になってしまいます。


ピクセル等倍切り出し。約3万円のレンズですから遠景の描写力はどうなんだろうとあまり期待せずに撮ってみましたが、ここまで写るなら全く問題ありません。


50%トリミング後にリサイズしてみました。換算で約36mm相当のレンズとして使えるのかどうかは、晴れ間の風景でなければよく分かりません。


このレンズは近接撮影にも使えるため、「手前の花をアップで、背景を広く入れる」という定番の撮り方が可能です。いわゆる「お花畑」で使うと確実に楽しめそうです。


ピクセル等倍切り出し。透過させてみましたが変なフレアなどは出ていません。ただ、前ボケは二線ボケになるので少しうるさい感じです。※絞りは開放です


「12mmF2.8」でも背景はボケます。被写界深度が浅いことが分かる写真は後ほど。


RAW現像で暗部を持ち上げてみましたが、このケースならα7IIIを使うべきです。明暗差が大きい場合は圧倒的にフルサイズ機が有利ですので。


ここは可もなく不可もなくこのくらい撮れて当たり前という雰囲気です。


いつもの近所の池。


ピクセル等倍切り出し。暗すぎてよく分かりません。


この辺りまでくると「普通に使えるよね」という感想しかありません。


超広角レンズで広く撮るのは当たり前すぎて面白くありません。ゆえにどのように撮るのかという楽しさが超広角レンズにはあります。


肉眼ではこのように見えません。


ピクセル等倍切り出し。これを見ると意外にも被写界深度が浅いことが分かります。よって近接撮影の時は慎重にピントを合わせる必要があります。


奥行きにも丸みを感じるように撮れるので明るい超広角レンズは面白いです。


ここでこのレンズを使う必要性は無いのですが、いつもの被写体ですので解像感の確認のために撮影。残念ながらカリカリというわけではありません。


左上の部分をピクセル等倍切り出し。パープルフリンジが出ていますが、このレンズの真の使用目的に照らし合わせると大した問題ではありません。


いつもの場所ですがいつもと違う角度で撮影。超広角レンズを使う場合は「足し算」になってしまうため、いろいろと考えることが増えます。

試し撮り第一弾の印象としては「普通に使えるレンズ」ですが、撮りながら「晴れ間だったらどうなんだろう」とつくづく感じさせられました。