2020年5月29日

満開のバラを「M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro」で撮る

雫撮影のために購入した「M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro」ですが、しばらく雨が降る気配がありません。そこでウォーキングを兼ねて某所のバラ園へ行くことにしました。

5月24日

撮影機材
・OLYMPUS OM-D E-M1 MarkIII
・OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII シルバー
・M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
・M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro

マクロレンズといってもマクロ専用レンズではないため、それぞれが換算120mm相当、換算60mm相当の単焦点レンズとして使えます。その辺りの普通の単焦点レンズを買うくらいならマクロレンズを買った方が一石二鳥でお得感があります。標準域とか中望遠域のマクロレンズではない単焦点レンズを買うなら、それは明るいレンズになります。

10年振りにやってきました「KAYUTEI 花遊庭」。まだ自粛期間中ですので、営業時間は11時から17時。食事エリアは閉鎖され入場できるのは庭園のみで、今の時期だと入園料は400円です。

今日の撮影は「E-M1 MarkIII + 60mm F2.8」と「E-M5 MarkII + 30mm F3.5」の二台体制です。

WB : 太陽光
ピクチャーモード : Vivid
絞り : 「60mm F2.8」全てf/2.8、「30mm F3.5」全てf/4

RAW現像で露出補正、階調をいじっています。


E-M1 MarkIII + 60mm F2.8

手前のバラと奥のバラとは距離が結構ありますが、120mm相当の中望遠レンズらしく撮れています。


E-M1 MarkIII + 60mm F2.8

ここは「バラの花束」ぽく撮ってみました。


E-M1 MarkIII + 60mm F2.8

水面に写るバラを狙ってみましたが、それを意図してバラが置かれているわけではないため、寂しい感じになってしまいました。


E-M5 MarkII + 30mm F3.5

展望コーナーから風景写真ぽく撮ってみます。いちいちレンズを交換する手間を省けるので二台体制は便利です。


E-M5 MarkII + 30mm F3.5

ここはインスタ映えスポットでしょうか。記念写真コーナーが複数個所あるので、ファミリーで訪問しても楽しめると思います。


E-M1 MarkIII + 60mm F2.8

換算で120mmF5.6なら程よいボケ具合です。


E-M5 MarkII + 30mm F3.5

メインと背景とのバランスを考えて、ここは「30mm F3.5」で撮ったものを採用。

次は同じものを撮って、「60mm F2.8」と「30mm F3.5」ではどのように見え方が違うのかというサンプルです。


E-M1 MarkIII + 60mm F2.8


E-M5 MarkII + 30mm F3.5

背景をどこまで残すのか。結構悩む問題です。


E-M5 MarkII + 30mm F3.5

ここはモデルさんが欲しい場面ですね。


E-M1 MarkIII + 60mm F2.8

花遊庭で結婚式と披露宴もできるため、庭園に教会があります。


E-M1 MarkIII + 60mm F2.8

マクロぽく撮ってみますが、手持ち撮影で超接近は無謀なため、これが限度です。


ピクセル等倍切り出し。マクロレンズらしくハッキリクッキリ写ります。


E-M1 MarkIII + 60mm F2.8


E-M5 MarkII + 30mm F3.5

「60mm F2.8」「30mm F3.5」ともにキレがあって悪くありませんが、このような場合は明るい単焦点レンズで背景を完全に模様にしてしまった方が良いかもしれません。


E-M1 MarkIII + 60mm F2.8

いろいろと見せる工夫がされている庭園ですので、できるだけ多くの機材を持ってきた方が良いかもしれません。


E-M1 MarkIII + 60mm F2.8

ブンブンと熊蜂が飛び回っています。マクロレンズはAFが遅いため、熊蜂をロックオンできません。置きピンでひたすら連写あるのみです。


ピクセル等倍切り出し。動いている熊蜂をここまで写すレンズ。


E-M1 MarkIII + 60mm F2.8

「薄紫のバラ」の紫色を残すためには微妙な露出補正が必要です。これより明るいとバラが白っぽくなり、暗くすると背景が汚くなってしまいます。


E-M1 MarkIII + 60mm F2.8

自然なボケが綺麗です。


E-M1 MarkIII + 60mm F2.8

ここはもう少し背景をボカしたい。今回は「マクロレンズ2本で」という縛りを作りましたが、使わない可能性が高くても念のために「Voigtlander NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM」も携帯した方が良さそうです。


E-M5 MarkII + 30mm F3.5

オリンパスのレンズにハズレはなく「M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro」も十分に満足できるレンズです。ますます雫撮影が楽しみになりました。