2020年5月28日

「COOLPIX A1000」で花を撮るならMF必須

「PowerShot G9X」は全く寄れないコンデジだったため、花撮影には使えませんでした。ならばと高級コンデジ「LUMIX DC-TX2」に買い替えましたが、こちらも花撮影には不向きで、どうしても撮りたい場合はズームマクロという機能を使います。

「LUMIX DC-TX2」のズームマクロを試す
旅カメラ「LUMIX DC-TX2」の実力テスト

散歩の途中で野鳥を撮るためのコンデジが欲しいという思い付きで購入した「COOLPIX A1000」ですが、屋外で使うならまあまあ良い写りをします。ISO感度を400までに抑えることができるのか。それに尽きます。

クセが強い「COOLPIX A1000」試し撮り
気軽ではない「COOLPIX A1000」試し撮り第二弾
慣れるのに苦労する「COOLPIX A1000」試し撮り第三弾

使い勝手に関しては慣れるしかありませんが、今のところの致命的な欠点は近接撮影でAFだとピントが合わないことです。つまり、花撮影に関しては殆どのシーンでMFでピントを追い込む必要があるのです。老眼だとかなりキツイ作業のため、せっかくのチルト式モニターのメリットが半減します。

5月27日

昨夜の雨が残っていることを期待して「M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro.」の試し撮りをしようかと、いつもより少し早起きしました。しかし、真剣に撮っていると時間を忘れてしまうため、慌ただしい出勤前の撮影散歩では厳しいかもしれません。

そこで、「COOLPIX A1000」で雫を撮ってみることにしました。軽装備なら仮に空振りしても諦めがつきます。

全てJPEG撮って出し。


f/3.4,1/160秒,ISO100,換算24mm

ワイド端ならAFでピントが合うはずですが、なぜか全く合いません。MFで最短距離にしておいてカメラを前方に移動させてカシャ。このシーンなら「LUMIX DC-TX2」に比べて圧倒的に「COOLPIX A1000」が綺麗です。


f/4.5,1/320秒,ISO100,換算70mm

ここもMFでピントを追い込みます。


f/4.5,1/250秒,ISO100,露出補正+0.7,換算70mm

残念ながら雨は少ししか降らなかったようで、すでに路面は乾きはじめ、花や葉にも水滴があまり残っていません。


f/4.5,1/40秒,ISO100,換算65mm

眼鏡に何か張り付いたため眼鏡を外しみると、なんとテントウムシです。相変わらずパターン測光だと露出が安定しません。さらにここでもMFで合わせていたため、撮れたのは1枚だけ。残念。


f/4.5,1/250秒,ISO100,換算70mm

テントウムシを発見。ピントが合わないなぁ。モタモタしている間に逃げられてしまいました。


f/4.5,1/200秒,ISO100,換算57mm

雫撮影も虫撮影も今日はダメだなぁと半分諦めつつ歩いていると、紫陽花が咲き始めていることに気が付きました。


f/4.5,1/160秒,ISO100,換算70mm

既に見ごろ近くまで色づいている紫陽花もあります。


f/4.5,1/320秒,ISO100,換算70mm

今年は紫陽花も開花が早いとなると花菖蒲も早いかもしれません。そうなると今週末のバラは微妙な状態でしょうか。