「M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro」と「SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO Art」を「E-M1 MarkIII」で使ってみて、「マクロレンズはこの2本で十分」と納得すれば散財することが無いのですが、「雫」撮影をさらに楽しむためにはもう1本必要です。
ドアップ撮影が可能な「30mm F3.5 Macro」は便利ですが、雫を撮るためには超接近撮影を強いられます。
換算140mm相当になる「70mm F2.8 DG MACRO」ならある程度の距離を確保でき、さらにキレがある写りをするため不満はありません。しかし、「深度合成モード」が使えません。
オリンパス純正品のマクロレンズは2本用意されていて両者とも「深度合成モード」に対応しています。
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro. ※中望遠マクロ
防塵防滴仕様
最短撮影距離 0.19m
最大撮影倍率 1.0倍(35mm判換算 2.0倍相当)
絞り羽枚数 7枚(円形絞り)
大きさ 最大径×長さ Ø56 x 82mm
質量 185g
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro ※標準マクロ
最短撮影距離 0.095m
最大撮影倍率 1.25倍(35mm判換算 2.5倍相当)
絞り羽枚数 7枚(円形絞り)
大きさ 最大径×全長 Ø57x 60mm
質量 128g
マクロレンズが2本用意されている理由を今さらながら知ったということです。
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro.
販売価格は42940円ですが、ポイントをたくさん貰えるので「いつポチッするか」という状況でしたが、8152貰えるタイミングでポチッしました。これが実質5万円超なら結構悩むと思います。※フードは別売りです
左から「M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro.」「SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO Art」「M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro」です。
いつも実物を見ずに購入するため、写真を見る限り「M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro.」が大きさが気になって「M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro」を買いましたが、実物は「60mm F2.8」でもそれほど大きくないです。
マイクロフォーサーズ機とフルサイズ機の大きさ比較そのものです。マイクロフォーサーズ機の「60mm F2.8」は換算で120mmF5.6相当になりますが、マクロ撮影は被写界深度が浅すぎるため、全く問題ありません。
最近は「COOLPIX A1000」の画質ばかり見てきたことで、画質の違いに改めて驚きます。これならマクロ用途以外に中望遠レンズとして使えそうです。
「60mm F2.8」の最接近撮影だとここまでアップになります。
ドアップ撮影でも常識的な距離を確保。
「30mm F3.5」で同じような大きさに撮ってみると…
ここまで超接近撮影を強いられます。自分で影を作ったり、前玉をぶつけたりするため、かなり気を使います。
ということで「30mm F3.5」と「60mm F2.8」のどちらにしようか悩んだ場合は「60mm F2.8」を買うのが平和です。ただし、2台体制をとれるなら両方とも買っておきましょう。
通常撮影。
「深度合成モード」で撮影。背景がおもいっきりボケていますが、メインの被写体はイメージ通りにピントが合っています。写真を趣味にしている人で「深度合成モード」を知らない場合は、不思議な写真だと思うはずです。通常撮影ではこのようには写りません。
今日はここまで。